九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

火男火賣神社(大分県別府市)

2007-08-27 21:22:29 | 神社参拝ー九州
 湯布院温泉の宇奈岐日女神社をあとに鶴見岳の中腹に鎮座の火男火賣神社(御岳権現社)に向かいました。

 火男火賣神社(ほのおほのめじんじゃ)
<通称>御岳権現(おたけごんげん)
【鎮座地】〒874-0803 大分県別府市大字東山1番地 旧豊後国 速見郡
【御祭神】火之迦具土命 火燒速女命
【例祭】4月9日 例祭
【旧社格等】式内社 豊後國速見郡 火男火賣神社2座
       県社
【御由緒】
火男火売神社御由緒略記(御岳権現社おたけごんげん)
一、御祭神 火之加具土命(男神) 
      火焼速女命(女神)
 鶴見岳の男神女神を御奉斎し奈良時代後期の宝亀年間(約1,200年前)の開基といわれ867年(貞観九年)鶴見岳大噴火にさいし御神前にて大祭を執り行ない火気を鎮め以来火を治め温泉の神として別府温泉の総鎮守として崇敬されまた近年では開運頭の神様として県内は勿論県外よりも多数の参拝者あり
 境内には県指定重要文化財元亨二年(1322年)の宝塔があり駐車場内には神佛混淆時代の行常寺鐘楼跡があり、標高850mの御神殿には霊泉が湧きアカガシクマシゲの大木がうっそうと茂り合い見事な社叢を形造っている(県指定天然記念物)
 927年(延長五年)延喜式内社に列し、明治六年郷社、大正十二年四月県社
御祭日 例祭4月9日 夏祭7月9日 秋大祭10月9日、10日 冬祭12月9日
(参道入口案内板より)

 別府から湯布院への九州横断道路沿い、志高湖への分岐点、鳥居バス停そばに一の鳥居があります。境内へはさらに山道を1kmほど登った鶴見岳の中腹(標高850m地点)になります。こちらは中宮で、山頂に上宮(奥の院)が鎮座しています。

 参道下に駐車場が整備されており、ここに駐車して鶴見岳に登山する人も多いようです。

   参道入口
 駐車場のすぐ前に神輿道完成記念の門があり鎖で閉鎖してあります、正規?参道は右の山道を行くようですが、大分疲れていたのでこの神輿道を選択しました。

参道から社殿 
 およそ10分ほどで杉林に向こうに社殿が見えてきました、しっとりとした佇まいでなかなかの雰囲気です。

  拝殿 

 拝殿前の狛犬髪の毛がカールされてユニークです。

 本殿 
鶴見岳の男神女神を御奉斎し奈良時代後期の宝亀年間(約1,200年前)の開基といわれ、温泉の神、別府温泉の総鎮守として崇敬されています。

  本殿から拝殿

   社殿全景

   御岳権現社宝塔境内右手にあります。
昭和50年3月28日 県指定有形文化財、
この宝塔は、現在相輪上部が決失していますが総高1.80mの入念な秀作です。
 基礎は一石二重からなり、塔身は高さ62cmでその四方を舟型光背式に彫りくぼめ、その中に四方仏の弥陀、釈迦、薬師、観音の尊像を半肉調りしています。その手法は極めて洗練されており、仏像は優雅です。そのためか、塔身そのものに量感がみなぎっています。
 照屋根の笠の軒裏には四面とも垂木が、また露盤には四面とも2個宛の格狭間が刻まれています。
塔身には、「元かう二ねん(元亨二年(1322年)ミのへいぬとし二月十五日」の銘があり、基礎側面にも銘文がありますが、現在は摩滅して解読困難です。
  平成4年12月1日
    別府市教育委員会 
 (案内板より、原文のまま)

 境内から参道こちらが本来の参道です。
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