九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

西山神社(長崎市)

2006-08-27 12:17:26 | 神社参拝ー九州
 西山神社(長崎市)フォトギャラリー(九州、沖縄)に掲載しました。

当社は諏訪神社の参道途中から徒歩で10分ほどの西山本町の住宅地に鎮座されています。

 長崎ザボンの発祥地で正月開花の寒桜が有名です。

【鎮座地】〒850-0005 長崎県長崎市西山本町8-18
【御祭神】天之御中主大神 高皇産靈大神 神皇産靈大神
      天地創造の神様で造化三神といわれる。(仏者の所謂妙見大菩薩)

【御由緒】
 長崎聖堂の学頭で唐通事 盧草拙(ろそうせつ)が寛文年間(1660年代)から奉祀していた北辰妙見尊星と諏訪社吟味役村田四郎次(酒屋町居住)が奉祀していた妙見尊神を草拙所有地であったこの浄地(現在地)に神社を建てて祀ることとし妙見様を信仰していた時の長崎奉行石河土佐守の許可を得て享保2年(1717年)から2年間の歳月をかけて享保4年(1719年)8月25日に社殿全部完成し西山妙見社と称えられ永らく北辰妙見大菩薩鎮宅霊符尊神鎮座の霊域となった。
 明治2年神仏混淆禁止令により御祭神を造化三神に改め西山神社と改称され今日に至っているが、社殿に奉納された白蛇・龍の額や絵が見られるのは白蛇や龍が妙見様の使者であったからである。(境内案内板より)

住宅に挟まれた急な坂の参道が続きます。

珍しい円形の扁額の鳥居から拝殿 

拝殿の神額 

ザボンの木
 寛文7年(1667年)ジャワからザボンの種子が唐船船長・周 九娘により盧草拙に伝えられ境内に播いたところ見事に成長し、その元木の種子が各地に播かれ長崎近郊は勿論 島原半島・鹿児島地方までザボンが産出されるようになったが現在元木の三代目・四代目の樹がなお枝を張っており歌で広く知られた「長崎ザボン」の発祥地である。

元日桜(長崎市指定文化財)
 1897年(明治30年)1月に植樹された緋寒桜。胸高幹囲約1m、樹高約7m。
正月には開花し初詣の人を楽しませている。

椎の木の水
 この水は「椎の木の水」といわれ長崎の名水の一つとして、昔は酒造りにも使われ、今でもお茶などに使われている。
また文化7年(1810年)から長崎奉行所にこの水が引かれていたこともあり、水道発祥ともいえます。
昭和57年(1987年)7月23日の長崎大水害で水道がとまった折、水を買う人が行列をなした。

境内からの景観
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