九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

二日市八幡宮(福岡県筑紫野市)

2009-08-09 11:10:34 | 神社参拝ー福岡
 二日市八幡宮(福岡県筑紫野市)を掲載しました。

 二日市八幡宮(ふつかいちはちまんぐう)
<通称>八幡様(はちまんさま)
【鎮座地】〒818-0072 福岡県筑紫野市二日市中央3丁目6-35 旧筑前国 御笠郡 
【御祭神】應神天皇 (配祀)玉依姫命 神功皇后
【例祭】 10月15日 例祭
【旧社格等】郷社
【御由緒】
 当神社は、御鎮座以来1千4百余年、社殿は藩主黒田忠之公の建立にして、宇佐八幡宮の分霊を祀る。
文明5年の古文書に二日市の宇佐八幡と記され、神木の銀杏樹は御神霊の御加護により天正の兵禍を免れたので、厄除の銀杏といい傳えている。古来より、縁結び、安産、育児開運の神として尊崇され、御神供の銀杏は災難消除の霊験は、特にあらたかである。
 (平成祭データ)

 福岡県のほぼ中央に位置する筑紫野市にあります。市の中心部、JR鹿児島本線「二日市駅」の北300mほどの県道112号線沿いに鎮座しています。

  社号標から二の鳥居
 鳥居の左に「郷社 八幡宮」の社号標、裏に「昭和二年三月 陸軍中将 白水淡書」とあります。一の鳥居に続いてすぐに二の鳥居が建っています。

 手水舎から拝殿
二の鳥居をくぐると石畳の参道から社殿、左に神木の銀杏樹、右に手水舎です。

  参道から拝殿
 参拝当日(7月31日)は「夏越祭・大祓 茅輪くぐり」の日でした。氏子の方々が茅輪作りなど祭りの準備に忙しく働いておられました。

    拝殿
  社殿は筑前福岡藩の第二代藩主黒田忠之(1602~1654)の建立と伝えられています。
 拝殿前の狛犬は昭和12年1月建立です。

 本殿 
社殿左には巨木(クスノキ?)があり鬱蒼としています。本殿は瑞垣に囲まれています。
 御祭神は應神天皇、玉依姫命、神功皇后の三柱、宇佐神宮の分霊を勧請して創建されました。文明5年(1473年)の古文書に二日市の宇佐八幡と記載されていて、二日市の産土神とされました。

 境内社・大神宮本殿左奥にあります。
御祭神は天照皇大神、明治40年の鳥居、一対の狛犬、神明造の社殿とかなり豪華です。

 県道112号線側の鳥居
 東側の二日市中央商店街(表参道)と西側の県道112号線「市役所入口交差点」(裏参道)の二つの参道があります。
 
 社殿全景

 神木・銀杏樹 
 案内には「今もその伐り跡があります」とありますが、見つけることができませんでした。

 筑紫野市指定文化財(天然記念物)
二日市八幡宮神木の公孫樹
    所在 筑紫野市二日市中央三丁目八八五
    指定 昭和五十九年十一月一日  
 天正十四年(一五八六年)、島津義久の率いる薩摩勢は高橋紹運が守る岩屋城を討ち攻め落とし、その帰りにこの公孫樹を伐り倒そうとしました。このとき長百姓惣佐衛門の妻とやまだ家の老婆が駆けつけ、老婆が「これは当所の氏神八幡宮の神木なり。たちまち御罰を蒙るべし」といい、そのまま木に抱きつき「この木を伐り申さば先ずこの姥を伐り、それよりこの木を伐り候え」と言い放ったところ、伐り倒そうとした者たちは、その勢いに怖れたのか、斧を棄てて立ち去ったといわれています。
   筑紫野市教育委員会
 (案内板より)

 拝殿から参道
当社の茅輪くぐりでは紙の人形を持って茅輪をくぐって無病息災のお祓いを受けるとのことです。
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訂正お願い (たろう)
2010-10-18 10:15:29
二日市八幡宮をUPしていただき感謝申し上げます。
以下、訂正方お願い申し上げます。

(1)「白木淡」→「白水淡」
(2)「国道112号線」→「県道112号     線」 この誤標記が数カ所あります。
よろしくお願いします。
返信する
ご指摘ありがとうございます。 (noyama)
2010-10-19 05:31:48
たろう 様

 拙ブログにご来訪いただきありがとうございます。

 ご指摘のとおり訂正しました。
今後とも宜しくお願いいたします。
返信する

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