当地では、桜の開花も例年より遅れ、4月に入り天気も良くなく、花見も、鳥見も出掛ける気分にならず、旬のネタがありません。
大分遅くなりましたが、3月に出会えた珍鳥コスズガモを掲載します。
3/12(日)、人出の少ない内にと思い、早目に自宅を出ました。ナビに従い福岡ICから福岡都市高速を進んでいましたが、天神北ICに誘導され遠回り?となり、到着したのは、7時30分を過ぎてしまいました。
先客は一組2人のみ、伺うまでもなくキンクロハジロざっと100羽ほどの群れの中に1羽だけ背中の白い本命が見つかりました。
しばらく真下近く居て嘴を突っ込んでよく見られませんでしたが、人が集まりだして、やっと沖に出てくれ羽繕いや羽ばたきも後ろ向きでしたが見ることができました。
事前に、図鑑等でスズガモとの違い(1.頭の形と光沢、2.嘴先の黒斑、翼のパターン)について学習していましたので、なるべく特徴が分かるように撮影しました。
ただ、頭の光沢は光線の具合が悪くうまく色が出せませんでしたが、紫色に近いように見られます。
コスズガモ(小鈴鴨、学名:Aythya affinis、英名:Lesser Scaup、科属:カモ科スズガモ属、体長:42cm、時期:迷鳥)
【分布・生息環境】迷鳥として北海道、本州、沖縄島から記録がある。北アメリカ北部で繁殖し、冬は北アメリカ中部から中央アメリカへ渡る。湖沼、池、河川、河口、内湾に生息する。
【特徴】スズガモに酷似するがやや小さい。雄は頭部から胸、腰から尾、下尾筒が黒く、頭部には紫色光沢がある。頭頂の後ろがわずかに段になっている。背と脇は白く、細かな黒い波状斑がある。雌は全体に黒褐色で、脇は褐色。嘴基部に白色部がある。雌雄ともに頬は膨らんでおり、正面から見ると三角形をしている。嘴は青灰色で黒色部は嘴爪のみ。嘴爪の形は幅が狭く、小さく直線的。垂れ下がりも小さい。初列風切は灰色味がある。
【類似種との識別】スズガモは頭頂が丸みを帯び、ピークがが眼より前にあるのがほとんど。嘴爪は大きく幅広く、先にやや広がる傾向にある。初列風切は白っぽい。
(真木広造 『日本の野鳥650』、平凡社、2014年 71頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
撮影日時:2017年03月12日07:41~
撮影場所:福岡市城南区
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
コスズガモ(福岡市城南区)
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