『東京家族』は,小津安二郎監督による「東京物語」(1953年)のリメイクだそうですが,「東京物語」を観たことがないので,全く先入観なしに映画を観ました。
3人の子供がいる老夫婦が東京に出てきて,子供達の家を回りながら東京で過ごす,ごく平凡な日常を描いており,両親を迎える子供達は淡々としているが,邪険にするわけでもなく,普通に接触する様子が心地よい感じで,後半からは次男昌次(妻夫木聡)と紀子(蒼井優)が映画の中心となっていくのですが,この二人の演技も気負いもなく自然に演じているのが印象的でした。
淡々と物語が進んでいくのですが,映画を観ながら何度となく涙が流れるシーンがあり,知らないうちに映画は終わってしまうのですが,老夫婦が田舎の隣に住む中学生のゆきちゃんと紀子(蒼井優)に言う「あの子はいい子や」と「あんたはいい人やね」というフレーズが印象的で,いつの時代でもこんな人がいることが大切なんだと言っている気がしました。
映画は,色合いも普通だし,特別に音楽も目立たない感じの印象でしたが,老夫婦がホテルで夕食を取るときに流れていたギター曲は,私が初めてクラッシックギターを弾き初めに練習したバッハの“ブーレ”という曲で,35年振りくらいのこの曲を聴き懐かしくなりました。
『東京家族』は,2011年12月公開予定でしたが,東日本大震災によって公開が延期され,脚本の一部を改訂され,主演の老夫婦の配役を,菅原文太と市原悦子から橋爪功と吉行和子に変更し,また長女役も室井滋から中嶋朋子に交代したそうです。
『東京家族』のポスター
『東京家族』の一場面(その1)
『東京家族』の一場面(その2)
田舎から帰る船で,紀子が「義父さんから義母さんの形見の時計を貰った」と言うシーン
3人の子供がいる老夫婦が東京に出てきて,子供達の家を回りながら東京で過ごす,ごく平凡な日常を描いており,両親を迎える子供達は淡々としているが,邪険にするわけでもなく,普通に接触する様子が心地よい感じで,後半からは次男昌次(妻夫木聡)と紀子(蒼井優)が映画の中心となっていくのですが,この二人の演技も気負いもなく自然に演じているのが印象的でした。
淡々と物語が進んでいくのですが,映画を観ながら何度となく涙が流れるシーンがあり,知らないうちに映画は終わってしまうのですが,老夫婦が田舎の隣に住む中学生のゆきちゃんと紀子(蒼井優)に言う「あの子はいい子や」と「あんたはいい人やね」というフレーズが印象的で,いつの時代でもこんな人がいることが大切なんだと言っている気がしました。
映画は,色合いも普通だし,特別に音楽も目立たない感じの印象でしたが,老夫婦がホテルで夕食を取るときに流れていたギター曲は,私が初めてクラッシックギターを弾き初めに練習したバッハの“ブーレ”という曲で,35年振りくらいのこの曲を聴き懐かしくなりました。
『東京家族』は,2011年12月公開予定でしたが,東日本大震災によって公開が延期され,脚本の一部を改訂され,主演の老夫婦の配役を,菅原文太と市原悦子から橋爪功と吉行和子に変更し,また長女役も室井滋から中嶋朋子に交代したそうです。
『東京家族』のポスター
『東京家族』の一場面(その1)
『東京家族』の一場面(その2)
田舎から帰る船で,紀子が「義父さんから義母さんの形見の時計を貰った」と言うシーン
何となく、ホンワカシタ作品かと思い見に行こうかなと話してました。
上映が延期したり、配役も変更したりと苦労の上にできた作品とは知らなかった
我が家では『ストロベリー・ナイト』を観たいと騒いでる輩が………
内容は,家でミカンを食べながらゆったりと観る感じの映画でした。
次は何を観ようかなあ~。