犬甘野の稽古場に秋が来ました。
いただいた感想の6です。
〇20年前、10年前…、歴史を感じますね…。これも、ある意味で、『千の輪』とつながるものがありますね。
当たり前ですが、20年前、10年前とは、またそれぞれ違った感じ方をしました。
また、キャストも、田中さんが現場監督からおじいさん、泉ちゃんが妹から奥さんになってたり、歴史を感じました。
何も手伝えずに申し訳なかったけど、一観客としていい芝居をみせてもらったなぁと思いました。
〇お疲れさまでした。よかったです。おもしろかったです。若い高校生たちも、若者も中年もシニアも、みなさん頑張っておられましたね。また、裏方の方々、照明音楽舞台装置衣裳(流浪の民ということで苦心されたことでしょう)メイクさん、よく練り上げられていると思いました。
脚本について、よかったです。おもしろかったです。ただ、最後がちょっと理屈っぽかったです。それまでの人間的な展開の面白さが少しさめてしまう感じがしました。
演技について、金太郎飴の公演はいつも演技が派手でオーバーなのですが、なれるまで違和感を感じることがありました。しかし今回は皆さんどの方もそのオーバーな演技をオーバーに感じることなく、とてもぴたりと役の心を表現して、生き生きとおもしろく、力強かったです。自然に感じました。
スタッフについて、今回特によかったと思ったのは照明が非常に効果的に使われていたことです。時間の流れその状況の雰囲気を表現するスポットの当て方、色の美しさのうえに変化やスピード感もあって浮立つようにその雰囲気に引き込まれていきました。
孝史、秀子役おふたりとも息が合って、とても個性的な夫婦でした「流浪の民」の家族全体の雰囲気、3世代家族の流浪の民の自由さとあたたかさと結束力の強さを皆さんでよく創り出しておられたと思いました。現場監督、3人の工事現場の若者たちよく頑張っておられました。声もよくとおって迫力もありました。コンビニのカオルさん、リアリティ豊かにかわいかったです。歌もぴったり決まっていました。