先日、「日本の棚田百選」の一つである
雲南市大東町山王寺地区で開校される
「田んぼの学校」についてご紹介しましたが、
「日本の棚田百選」とは、
平成11年に、農林水産省が
全国で134地区の棚田を選定し認定したもので、
島根県からは7地区が選ばれています。
棚田地域は、日本の原風景
といわれるほどの景観のすばらしさをはじめ、
土砂が流れ出すのを防ぐ働きや
洪水を防ぐ働きなど、
さまざまな有益な機能を持っていて、
わたしたちの暮らしを助ける働きをしています。
【棚田の多面的な機能】
土砂が流れ出すのを防ぐ働き
棚田は、水の流れをゆるめ、
土砂の流出を抑える働きをしています。
洪水を防ぐ働き・水をかん養する働き
棚田は雨を地下水として貯え、
時間をかけ少しずつ流出させ、
川に安定した流れをつくり、
水資源のかん養や、洪水防止の
役割を果たしています。
また水田が雨を貯留するのも、
洪水を防ぐ大きな働きです。
大気を浄化する働き
水田や森の植物は、光合成によって
地球温暖化の原因といわれる
二酸化炭素を、自分のからだの中に
とじこめ、かわりに酸素を
つくって空気を きれいにします。
このような、さまざまな機能が
発揮され続けるように、
「田んぼの学校」をはじめ、
棚田地域を守るための取り組みや
支援活動が各地で進められつつあります。
機会があればぜひ、
そのような活動に
参加してみてください。
「日本の棚田百選」に選ばれている
島根県の7地区を次のとおりご紹介します。
ドライブがてら訪ねてみてください。
その際は、カメラを片手に、写真を撮って、
以前ご紹介しました
”第13回しまねの農村景観フォトコンテスト”
に応募してみましょう!
【1】吉賀町柿木村 大井谷(よしかちょうかきのきむら おおいだに)
この棚田はおよそ600年の歴史があるとされています。
屏風上に囲まれた山々と石積みの棚田が幾重にも
重なり合った風景は四季折々に心を和ませてくれます。
【2】益田市 中垣内(ますだし なかがうち)
柿本人麻呂ゆかりの地とされる大道山のふもとに位置し、
谷間に沿って石積みの棚田が広がっています。
ここから見る眺めは遠くに「蟠竜湖」が望めます。
【3】浜田市三隅町 室谷(はまだしみすみちょう むろだに)
大麻山のふもとに広がる棚田で三隅火力発電所の高い煙突の
向こうに日本海を望む眺望のすばらしい棚田地域です。
【4】浜田市旭町 都川(はまだしあさひちょう つがわ)
5メートルはあろうかという高い石垣がきれいに保存され、
杉木立に囲まれた棚田をしっかりと守っています。
昔の人々のこだわりと苦労がうかがえます。
【5】邑南町 神谷(おおなんちょう かんだに)
小さな集落と共に息づいてきた棚田。
その棚田を囲むように生活道路が作られ、
どこからでもすばらしい棚田の風景が臨めます。
【6】奥出雲町 大原新田(おくいずもちょう おおばらしんでん)
この地を治めていた豪農「絲原家」が江戸末期に私財を投入して
開墾された棚田で、圃場整備されたかのような一枚一枚の田は
当時の技術の高さをうかがわせます。
【7】雲南市大東町 山王寺(うんなんしだいとうちょう さんのうじ)
松江市との町境に位置する棚田地域で、中国山地の美しい山並が
幾重にも重なり合った風景はここならではの眺望です。
今回ご紹介しました棚田については、
島根県農村整備課のホームページに掲載されています。
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/seibi/tanada/
雲南市大東町山王寺地区で開校される
「田んぼの学校」についてご紹介しましたが、
「日本の棚田百選」とは、
平成11年に、農林水産省が
全国で134地区の棚田を選定し認定したもので、
島根県からは7地区が選ばれています。
棚田地域は、日本の原風景
といわれるほどの景観のすばらしさをはじめ、
土砂が流れ出すのを防ぐ働きや
洪水を防ぐ働きなど、
さまざまな有益な機能を持っていて、
わたしたちの暮らしを助ける働きをしています。
【棚田の多面的な機能】
土砂が流れ出すのを防ぐ働き
棚田は、水の流れをゆるめ、
土砂の流出を抑える働きをしています。
洪水を防ぐ働き・水をかん養する働き
棚田は雨を地下水として貯え、
時間をかけ少しずつ流出させ、
川に安定した流れをつくり、
水資源のかん養や、洪水防止の
役割を果たしています。
また水田が雨を貯留するのも、
洪水を防ぐ大きな働きです。
大気を浄化する働き
水田や森の植物は、光合成によって
地球温暖化の原因といわれる
二酸化炭素を、自分のからだの中に
とじこめ、かわりに酸素を
つくって空気を きれいにします。
このような、さまざまな機能が
発揮され続けるように、
「田んぼの学校」をはじめ、
棚田地域を守るための取り組みや
支援活動が各地で進められつつあります。
機会があればぜひ、
そのような活動に
参加してみてください。
「日本の棚田百選」に選ばれている
島根県の7地区を次のとおりご紹介します。
ドライブがてら訪ねてみてください。
その際は、カメラを片手に、写真を撮って、
以前ご紹介しました
”第13回しまねの農村景観フォトコンテスト”
に応募してみましょう!
【1】吉賀町柿木村 大井谷(よしかちょうかきのきむら おおいだに)
この棚田はおよそ600年の歴史があるとされています。
屏風上に囲まれた山々と石積みの棚田が幾重にも
重なり合った風景は四季折々に心を和ませてくれます。
【2】益田市 中垣内(ますだし なかがうち)
柿本人麻呂ゆかりの地とされる大道山のふもとに位置し、
谷間に沿って石積みの棚田が広がっています。
ここから見る眺めは遠くに「蟠竜湖」が望めます。
【3】浜田市三隅町 室谷(はまだしみすみちょう むろだに)
大麻山のふもとに広がる棚田で三隅火力発電所の高い煙突の
向こうに日本海を望む眺望のすばらしい棚田地域です。
【4】浜田市旭町 都川(はまだしあさひちょう つがわ)
5メートルはあろうかという高い石垣がきれいに保存され、
杉木立に囲まれた棚田をしっかりと守っています。
昔の人々のこだわりと苦労がうかがえます。
【5】邑南町 神谷(おおなんちょう かんだに)
小さな集落と共に息づいてきた棚田。
その棚田を囲むように生活道路が作られ、
どこからでもすばらしい棚田の風景が臨めます。
【6】奥出雲町 大原新田(おくいずもちょう おおばらしんでん)
この地を治めていた豪農「絲原家」が江戸末期に私財を投入して
開墾された棚田で、圃場整備されたかのような一枚一枚の田は
当時の技術の高さをうかがわせます。
【7】雲南市大東町 山王寺(うんなんしだいとうちょう さんのうじ)
松江市との町境に位置する棚田地域で、中国山地の美しい山並が
幾重にも重なり合った風景はここならではの眺望です。
今回ご紹介しました棚田については、
島根県農村整備課のホームページに掲載されています。
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/seibi/tanada/