魚津市小菅沼の耕作放棄地に四日、サルの被害防止対策としてヤギ三頭が放された。電気柵が必要な「カウベルト」(牛の放牧帯)に比べて体も小さくて管理しやすく、癒やし効果も期待される。
同市小菅沼は市街地から十数キロの山間部にあり、昨年初めてヤギ三頭を試験放牧した。八月末から二カ月間だったが、ヤギの放つ臭いを避けてサル被害が減少。今年は地区として雄と雌各一頭を購入し、年間を通して飼育することにした。
「入メエー式」には地区民らのほか、地元の松倉小一年生十人も招かれ、雄には「金ちゃん」、雌には「メイちゃん」「クーちゃん」と名前を付け、触れ合いを深めた。
ヤギは日本ザーネン種で、雌一頭は指導に当たる山本富晴さん(横浜市、黒部市出身)が貸与した。同地区の松田治之区長は「見通しが良くなればサルやクマも近づかなくなる。繁殖にも期待したい」と話した。
富山新聞
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20080705205.htm
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ヤギは日本ザーネン種で、雌一頭は指導に当たる山本富晴さん(横浜市、黒部市出身)が貸与した。同地区の松田治之区長は「見通しが良くなればサルやクマも近づかなくなる。繁殖にも期待したい」と話した。
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