~ 転載 ~
夜間にシカをおびき寄せ一網打尽にする大型捕獲網装置が、小浜市で考案された。考案した地元猟友会員は、少人数で簡単に設置でき、生息密度の高い地域への移動が可能で捕獲率が高いという。シカの農産物被害で悩む農家が多く、「救世主になるのでは」と期待されている。
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考案者は、県猟友会小浜支部会員で専業農家の山本益弘さんと上見良一さん。効率的で安全な捕獲方法の講習を聴き、兵庫県森林動物研究センターの捕獲方法を視察するなどして模索。その結果、捕獲網(縦17メートル、横22メートル)を高さ3メートルの支柱計16本にかけ固定し、その中にトマトなどのエサを置き誘導、網を落下させて捕獲する案が浮かび上がった。
支柱と網は磁石でつなぎ止め、通電すると磁力がなくなり外れる仕組みで、夜間に暗視カメラを設置して監視、シカが入ったのを確認して通電する。設置費は約100万円という。
8月から7回の実験で、最高10頭を捕獲、平均して4、5頭と効果は上々。実験は継続中で、市は「夜間に捕獲する画期的な方法」と評価、普及に向け支援を検討している。
小浜市の鳥獣による被害は、農作物で1740万円(平成20年度)で、このうちシカが818万円と全体の約47%を占めている。
産経ニュース
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