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【101008】駆除したイノシシやシカ、いっそ名物に 添田に食肉施設

2010年10月19日 | 獣害-利用


~ 転載 ~

 有害鳥獣として駆除したイノシシやシカを食肉に加工する施設が添田町に完成した。11月にも町内で販売を始める。同様の施設はみやこ町に次いで県内2カ所目といい、農作物やスギの苗などへの食害を防ぐとともに、肉の販売を町の名物にする考えだ。

 施設は町民や町職員でつくる「英彦山ジビエの会」がボランティアで運営する。イノシシやシカを持ちこめるのは有害鳥獣の駆除にあたる狩猟者のみ。ロースやバラ、ヒレなど部位別のブロックを真空パックにしたり、スライスやミンチにしたりする。出荷先としては、町内の道の駅「歓遊舎ひこさん」や宿泊施設、ホテルなどを検討している。

 町では16、17日にそえだサン・スポーツランドである「ふる里まつり」に、イノシシ肉のつくねやシカ肉のハンバーグなどを出品するほか、料理法を探るシンポジウムを12月に開催してPRする。

 町によると、イノシシ、シカを含めた有害鳥獣の2008年度の農林業への被害額は約3100万円に及ぶ。これまでは肉を加工する場所がなかったため、多くを埋却処分していた。寺西明男町長は「高たんぱく低カロリーで、きちんと処理すれば臭みも消え、おいしい食材になる。食害被害対策が発端だが、地域活性化にもつながる」と期待を込める。

朝日新聞


添田町:駆除したイノシシやシカの食肉加工施設を整備 /福岡

 添田町は、有害鳥獣として駆除したイノシシやシカを食肉に加工する施設を同町中元寺に整備した。試験稼働中で、食肉は11月にも出荷を始める。同種施設はみやこ町に次いで県内2カ所目で、農作物やスギ苗への食害対策の一方、野生肉を新たな特産品にしたい考えだ。

 木造平屋建て60平方メートルで、事業費(加工設備含む)は約2600万円。「英彦山ジビエの会」がボランティアで運営する。ジビエは、仏語で食材として捕獲した野生鳥獣の意味で、狩猟免許を持つ町民、町職員が今春結成した。

 新施設では、捕らえたイノシシやシカを解体し、ロース、バラ、ヒレなど部位別に真空パックしたり、スライスやミンチに加工する。11月以降、町内のレストランや道の駅「歓遊舎ひこさん」に出荷する予定だ。

 町は今月16、17日、そえだサン・スポーツランド(同町庄)である「ふる里まつり」でイノシシ肉のつくねやシカ肉ハンバーグを出品。12月にはPRも兼ね、さまざまな料理法を紹介するシンポジウムを開く。

 町事業課によると、イノシシやシカなど有害鳥獣の農林業への被害額は08年度で約3100万円に上った。町内の猟友会などが駆除したシカ、イノシシ(09年度計175頭)は主に埋却しており、寺西明男町長は「きちんと処理すれば臭みも消え、高たんぱく低カロリーのおいしい食材になる。食害対策と合わせ、地域振興につながってほしい」と期待を寄せている。

毎日新聞10月13日付


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