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【070920】日高町荊木で野生動物撃退柵試験設置

2007年09月20日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
 サルやイノシシなどの野生動物から農産物を守るため、日高町内の2カ所のほ場が約1カ月前から、テグスを編んだ「アニマルネット」を使用した防護柵を試験的に設置し、イノシシやシカ対策に効果を発揮している。ネットの特徴は田や畑に入ろうとする動物にからみつく仕組み。トタンなどで防ぐよりからみつく方が動物は怖がって近づかないという。予想通りの効果が得られれば画期的な獣害対策になると期待されている。

 アニマルネットはかすみ網のように見えにくく、頼りないように見えるが、目の大きい網と小さい網を重ね、遊び部分を多くするためにゆるく張ることで、からみつきやすくなり、動物が怖がって近づかない。サルについての効果はまだ同町のほ場では明確ではないが、今のところ被害は出ていない。
 試験的に水田にアニマルネットを設置した同町荊木、農業、上畑芳道さん(67)は「毎年イノシシの被害があったが、今年はすでに稲が実っているにもかかわらず被害はない。イノシシには効果があるように思う」と話し、残りのネットを近くのミカン畑に張って、サルにどれだけ効果を発揮するか試験している。
 この防護柵を考案したのはアニマルネット=成田圭吾代表・田辺市江川21の22・電話(0739・25・7214)=。以前は魚網を扱う業者で、そのときの知識を生かしてテグスを編んだ網を考案し、特許を申請している。
 成田代表は「サルは学習能力が高いため、一度からむと怖がって二度と近づかない。サルの学習能力を反対に利用している網です。県下各地で試験的に設置しており、いずれも成果を上げています」と自信を見せている。
 日高町へは山本善啓町議が農家に業者を紹介した。
 ネットの目は外側の網が荒く1辺が.5センチ、内側の網が6センチ。メートルで1万6000円。

紀州新聞
http://www1.ocn.ne.jp/~ks-press/

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