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【080718】猿害に「勝利宣言」 大津市、ニホンザル捕獲3カ月

2008年07月19日 | 獣害-状況
 比叡山周辺を縄張りとするニホンザルの群れ「大津E群」の、大津市による大規模な捕獲から3カ月あまりが過ぎた。E群は個体の3分の2以上がいなくなり、市に連日報告されていた人家や農作物への被害もほぼなくなった。本格的な対策に乗り出して6年、市は「捕獲作戦は大成功だった」と、ようやく「勝利宣言」した。

 大津E群は、最盛期には60頭あまりを数え、比叡山のふもとの住宅地や農地に、昼夜問わず集団で出没。過去に餌付けされていたため人を恐れず、人家や農作物に被害を与えていた。

 市は2002年に「猿害対策室」(現鳥獣害対策室)を設け、対策を本格化。06年度からはE群の捕獲に着手し、同年度に13頭、ことし3月末に29頭、4月に2頭を捕獲し、市営放牧場(同市山上町)の飼育施設に収容している。

 同室によると、3月末の捕獲以降、E群の出没が確認された事例はほとんどなく、地元住民からの被害報告も「住宅の雨どいを壊された」など数件にとどまっている。いずれも1頭のみの出没といい、毎日2回以上行っていた猿害パトロールも週2回に縮小した。
 同室は「捕獲作戦は劇的な成果があった。住民のストレス軽減にもつながっている」と自信を深める。その一方で、「縄張りを接していたほかの群れが進出してくる可能性もある。E群の残党とともに動向を注視していきたい」としている。

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008071800048&genre=A2&area=S00

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