イノシシによる農業被害額が06年に過去最多の1億2千万円に上ったことを受け、県は新年度から「イノシシ捕獲倍増事業」を始める。県自然環境保全審議会が19日、県内全域を対象とし、目標の年間捕獲数を従来の2倍にあたる5千頭にする管理計画の変更を了承した。新年度予算案に今年度の3倍近い約2500万円を計上し、本腰を入れてイノシシ駆除に乗り出す。
変更するのは、06年9月に策定した「県イノシシ保護管理 . . . 本文を読む
ニホンジカやイノシシ、ニホンザルによる深刻な被害が続いているとして、県は08年度から、管理捕獲の期間を従来の10月~翌年3月から通年に拡大することを決めた。目標捕獲頭数も2・5~3・8倍に増やすことに決定。捕獲数に応じて県が市町村に出す補助金も、1頭につき一律5000円上乗せして、捕獲増を目指す。【宇都宮裕一】
県みどり自然課によると、市町村や農協が有害鳥獣を駆除する管理捕獲はこれまで、農産 . . . 本文を読む
熊野の森再生を目指し、植樹活動をしている「熊野の森ネットワーク・いちいがしの会」(竹中清会長)は、動物からスギやヒノキの苗木を守る保護管が、カシ類にも効果があることを確認した。カシ類は、スギやヒノキの針葉樹と違う広葉樹だが保護管で囲っても苗木の成長は順調で、同会は「見回りの必要もなく、普段の管理も楽になる。森再生活動に弾みがついた」と喜んでいる。
獣害対策として開発された保護管は高さ約1・ . . . 本文を読む