自宅の私の部屋にひときわ目立つ大きな棚があります。鉄道模型(Nケージ)を入れている棚ですが、実はこの棚は先日22日にお亡くなりになった私の師匠M下さんがつくってくれたものです。
もともと手先が器用で、のと鉄道のお座敷列車も師匠M下さんが中心となって改造して作った腕前がある方ですから、この程度のことなら楽勝?かどうかはわかりませんが、師匠M下さんが退職される少し前にだんだん増え続けていく鉄道模型、ガラスケースだけではとても収まりきれないと師匠M下さんに話していたら、よし作ってやるよと、いとも簡単に?作っていただいた棚です。
結構経費とかかかっているのに、「経費請求して下さい」と言ったら、「これは俺の”のと鉄道”の”退職記念”とお前が”やっと一人前になった”お祝いだ」と言っていただいた棚です。今となっては師匠M下さんの「遺作」となってしまいました。これからも大切に使わなくてはと思います。
「能登半島地震」以降、いつまた地震がくるかわからないという恐怖から荒れたままの棚の中になっていましたが、師匠M下さんのご好意を無駄にすることのないよう、ようやく整理して陳列し直しました。