能登半島

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彼岸花

2008-09-20 | 能登の風景
彼岸花(Lycoris radiata)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草でマンジュシャゲ(曼珠沙華)とも。

彼岸花は鱗茎にアルカロイド(リコリン)を多く含む有毒植物で水田の畦(あぜ)や墓地に多く見られ、これはネズミ、モグラ、虫などよって掘り荒されるのを防ぐため植えられたものです。

アルカロイド(リコリン)は長時間水に晒せば毒を抜くことが可能で、鱗茎は澱粉に富んでいるため「へそび餅」という名前で食用とされたこともあるとか。能登ではふぐの卵巣を糠漬けにして無毒化して食べますが、彼岸花も無毒化して「へそび餅」として食べるという噂が一時期ありました。能登らしい噂ですが、あくまで噂で、確認した範囲では能登で彼岸花を食用としているところはありません。

事実関係は分りませんが「へそび餅」は伊賀忍者の非常食だったとか。「能登のへそび餅」は伊賀地方から能登にお嫁にきたおばあちゃんがふるさとを懐かしんで作ったものが、噂だけ広がって「能登では彼岸花を食べる」なんて話が生まれたようです。彼岸花は食用ではありません。毒抜きの時間が不十分だった場合、中毒などを起こす危険があるので、絶対に食べないでくださいね。

☆彡彼岸花は秋の季語。花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
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