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クラウド時代におけるシステムインテグレータの戦略

2012-03-29 22:20:26 | MOT・ビジネス関連
2011年度特定課題研究報告書
平成 24年 2月 20日
芝浦工業大学専門職大学院工学マネジメント研究科


クラウド時代におけるシステムインテグレータの戦略
The Strategy for System Integrators in the Age of Cloud
研究カテゴリー[ 企画型(政策提言) ]
田邉 圭介(Keisuke Tanabe)
(主指導:碓井教授)
(副指導:堀内教授)

ABSTRACT
The purpose of this paper is to develop strategies for the Japanese system integrators to be Inernationally competitive. Firstly, the current situation of the software industry is investigatred. Problems of System Integrators in Japan are identified. Also, suggesitions for the Japanese systems integtrators are proposed. For the Japanese system integrators to be internationally competitive, they will have to change the situation in Japan which is a bias in favor of custom-made software. Next, in order to achieve it, the differences among the joint use of software, software products and custom-made software are clarified. Next, the strategies for the Japanese system integrators are devided into three categories, with what should be done in more detail. A research result of this paper is a new framework of a strategy for Japanese system integrators to be internationally competitive.


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(「1.はじめに」のみ抜粋)
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1. はじめに
システムインテグレータ(SIer)の役割は、情報システムユーザー(ユーザー)に対してソフトウエアや情報サービスを提供することであるが、その提供形態は時代とともに変化している。近年においては、SaaS(*1)等のクラウド・コンピューティング技術(クラウド)の発展に伴い、ユーザー企業のIT活用では、所有から利用への流れが加速している。今日IT業界は、ハードウエアの時代、ソフトウエアの時代を経て、サービスの時代に突入しており、多くのソフトウエア企業の売上高に占める割合も、パッケージソフトよりサービスとメンテナンスの方が大きくなっている。
マイクロソフトやオラクルといった米国の巨大企業がパッケージソフトを全世界に水平展開して大きな利益を得ているのに対し、日本のパッケージソフト企業は、国内需要を満たすことに留まっており、輸出の割合は極めて低い。また日本のソフトウエア市場の8割から9割を占めると言われている受託ソフトに関しても、日本企業は日本市場に留まっており、米国企業やグローバル・デリバリ・モデル(*2)を展開するインド企業等に比べて国際的立場が極めて弱い。
このような時代背景の中で、日本のSIerはどのような戦略をとるべきだろうか。本稿では3つの戦略を考えた。「クラウドの利活用と製品化戦略」、「内部組織戦略」、「グローバル戦略」である。この3つの戦略を元に、SIerがいかにすれば国際競争力を持てるようになるのか、新製品を創出できるのかを考察し、戦略の方向性を示し、施策を提案する。
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*1 Software as a Service:ソフトウエアを顧客にサービスとして提供する形態。ユーザーは通常インターネット等を介して利用する。
*2 全世界の顧客拠点へIT技術者を提供するビジネスモデル。


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MOT(Management of Technology: 技術経営)の特定課題研究(修士論文に当たるもの)です。
今後も引き続き業界の動向調査や、企業のIT戦略の発展に寄与できるよう、精進したいと思います。
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