のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

大した寒さではなかった

2019年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 この冬一番の寒波どうだったんでしょうね?

 今朝、毛の抜けたタヌキが道路の横で死んでいるのを見かけました。凍死でしょうが、タヌキじゃねぇ。

 こちらは朝の気温-5℃と決して寒くはなかったのですが、時間がたつにつれて気温が低くなり、お昼ごろには-8℃程度まで下がりました。こりゃ夕方にはえらいことになるぞ!と、期待していたら3時ごろには温かくなって、気温が+5℃。

 こちらではメディアが騒ぐほどの寒波ではなかったようです。

 この連休は旅順の于君と綏芬河の呉君が来ていますが、呉君のふるさと界隈なら氷点下40度が珍しくもない。

 町の交流事業で奄美大島の中学生がスキー教室に来ていました。町のゼッケンをつけていたのですぐにわかりましたが、やたら上手な子供たちがいるので「え?」っと思ったら地元のガキどもの皆さんでした。

 こちらの子供たちだって海に行ったらみじめなものだろうから、夏の交流会も楽しみですよ。

 豚コレラのブタを殺処分に自衛隊が協力しているようですが、携わった自衛官の精神面に配慮し心理カウンセリングなどケアをするのだそうです。

 PTSD(ポーク トンソク ストレス ディスオーダー)ってやつですかね。

 豚とはいえ、命あるものを殺処分するというのは大きな精神的負担になります。ニーハオ人にはないだろうけど、日本人には特に心的負担は大きい。

 でも、たとえ植物であろうが命を食して命を維持しているのですから、生きてきた道の途上は命を奪ってきた歴史でもあります。

 食するためではなく殺すというこの心の痛み。わからなくない。

 一昨日から今年の干支で豚骨スープとっているのですが、今年の干支を醤油で煮込んだチャーシューの煮汁で醤油ラーメンができそうです。

 しかし、冬になるとこんなものばかり作っている生活って、なんだか悲しくも思える。まっとうなものを食いたい。

 夜、知人から電話がかかってきて「タンノイって知ってるか?」

 「何?熊の胆?お湯に入れてくるくる回れば熊の胆で、そのまま沈めばブタの胆だヨ。」「そうじゃねぇよ。ステレオのスピーカーだよ。」

 解体に行った家にあったステレオをもらってきたら唯一使えるのはスピーカーだけだったそうです。「スコットランドか英国のスピーカーでボーズやJBLと並ぶ高級品だよ。」と教えたら大喜びしてました。多分、世が世なら何十万円もするものだったでしょう。

 メカオタで機械ものには興味津々だけど、音楽なんか全然興味ない人なのでそのうち飽きたらと淡い期待も持てますが、そんなに金や手間暇かけて聞くほどの音楽も最近は出会えない。

 昭和の時代にソニーのウォークマンのコマーシャルでチンパンジーがヘッドフォンつけて感慨深そうに聴いている映像がありましたが、平成も終わりになってスマホからイヤホン引っ張って何やら聴き入っている若者が増え、ダーウィンの進化論を根底から覆すような姿に見えてならない。

 時代に取り残されているのはこちらなんでしょうから愚痴ってもしょうがないけど、なんだか空虚だなぁ。

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