のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

あきれています。

2011年05月16日 | 日記・エッセイ・コラム

う 国会を延長せず6月22日で閉会し、補正予算は次の国会で、と、およそ当事者意識のないままのんべんだらりと延命しようとしている日本政府。あきれて何もいえない国民と言いたいところですが、ロベルト・ホイジンガーの「文明のピェリリズム」ではありませんが、こうした民意をないがしろにするとテロリズムの芽が吹くぞと懸念と期待をしています。

 恥の文化の日本と言われていますが、時として恥をかなぐり捨てて目的にがむしゃらになることも大事なことですが、厚顔無恥になるべきではない。不幸中の幸いは今回の震災でせっかく日本国民の美徳が世界に認知されたにもかかわらず、この一ヶ月ほどの指導者の決断力の欠落と無能さで、こんなものを選んだ日本人の意識の低さが世界的にあざけられるようになってしまいました。

 いざと言うときに足踏みする日本人の決断力の遅さが、この20年ほどの経済低迷にも大きな影響を与えていますが、大胆な転換ができない。現状が心地よいこともあるのでしょうが、このゆるさが通じないのが冷戦後の世界。

 こんな調子では今年のサミットのG8に呼んでもらえないのでは?と懸念していますが、一度落とされると二度と這い上がれない恐ろしさも感じています。

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