のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

知力体力

2006年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 タレント事務所で大暴れして逮捕されたアフリカ系タレントのボビー・オロゴン氏が年齢を7歳サバを読んでいて、実は39歳と聞いてびっくりしました。
 身体能力の高さを買われて総合格闘技にも出場し、昨年末のK-1ダイナマイトでは元横綱の曙に勝ったオロゴン氏。39歳であの体力には驚かされます。
 オリンピックで体格的に劣るアジア人が優勝することがいかに難しいか、今度のトリノ五輪も期待しないことにします。

 いろいろな血が混ざったアメリカ大陸や、元々大柄な人が多いスカンジナビア半島の人たちと比べると、ロシア人は決して大柄ではありませんが、ロシア女性の骨格なんて日本の男性並です。特に肩パッドなど不要なほどがっしりした肩幅の広さなど、なで肩の日本男性よりもしっかりしているように感じます。
 こんな連中と命を削るような体力勝負してはならないとしみじみ思います。

 「今度の日曜、夫を雪かきで鍛えてください。」朝、地元のサンクトペテルブルグ出身の奥さんから電話がありました。
 世の中のために尽くす父親の姿を見せないと子供たちの教育に良くないと彼女は言います。「だって、それが武士道の精神でしょう!」
 新渡戸稲造が言うところの"the soul of Japan"や”公”の心なんてものはとっくの昔になくなっていらぁ!と思いつつも、なるほど、こういう精神で子供を育てているんだ!さすが哲学者の娘。感心感心!。こんな立派な女性と結婚しなくてよかったぁ。

 ”あのね、私達はそんなご大層な精神でよそ様の雪かきをしているんじゃないのね。他にやる人がいないからしかたなく手が空いている人がやっているだけ。そういう環境に住んでいるだけなの。世の中に尽くすなんてご立派なこと考えていないの。こうしてやったら相手が助かるだろうな、と、それだけなの。武士道だの精神だの大義名分振りかざす人間にはろくな人間がいないでしょう。口で言う前に行動していれば、くだらない言葉は要らないでしょう。○○君だって毎日仕事で世の中に貢献しているんだから、休みの日は休ませてやることも大切なことなんだよ。”

 「ロシアでは男の人は軍隊で国に尽くして、体も鍛えられるけど、日本はそういうことがないから怠けてばかりで全然体力がないんですよ。」
 消防団で一生懸命練習していたぞ!あなたの夫は。「国に尽くす」この概念も現代日本人にはありませんね。
 体力に関しては先ほども上げたように、日本人に期待してはならないのだけど、体格がよ大きく体力が強いものが生き残ってきた大陸と育ってきた環境も違います。さりとて、ずるがしこいのが生き残るというのもどうかと思いますし、ロシア人はこういう手合いを毛嫌いします。
 ”私は暇人だからいろいろほかのこともやっていらるけど、○○君は肥満児なんだから体力的に無理させちゃ駄目だよ!でも、あなたは大切な問題にチャレンジしているのですから、とても素晴らしいと思います。”ぜんぜん回答や援護になっていないけど、なぜか納得してもらえました。

 夕方ハズバンドから電話があって”苦労してるようだね”というと、「子供の教育のことでいろいろ本読み漁りすぎて頭でっかちになっているんですよ。彼女の唱える理念にも共感できるだけど、自分で思い込めば何とかなると思っているもんだから、そのためにどうするかがずれているんですね。まあ、誉められない親や子供が多いから、彼女がいいカンフル剤になってくれればと思うのだけど、私も子供も大変ですよ。」

 品格の欠けた人間が多いので、これからの時代に要求される人物を彼女なりのつかんでいるような気もしますが、外国人との間に生まれた子供には、偏見を抑えるためにより高い人格が求められることも事実です。そこに彼女なりのテーマを見つけたのですから、これもまた立派なことだと思います。

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