のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

プーちゃん再選

2018年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 ほとんど注目されなかったロシアの大統領選挙。世間の知らない間にプーチンの圧勝で再選が決定したようです。

 敵になりそうな人材はまだ新芽のうちに粛清して盤石の態勢を築いてきたのですから、日々の努力のたまものと言ってしまえばそれまでですが、それでも一応民主的な「選挙」で選ばれたのですから、ニーハオの習ちゃんよりは現代的なトップです。

 大統領の任期は5年、再選は一回までの合計10年とソビエト崩壊後に生まれたロシア連邦では大統領任期を決めたわけですが、バカは死ななきゃ治らないのソビエト時代の反省があってのことでした。時代の指し示す方向性が変わっているのだろうか?

 ニダ半島を見ていると、金ちゃんのように終身雇用制のトップの方が安定するのではなかろうか?と思えるほど国民の民度が低いと不安定な危うさを感じますが、ロシアの市民の民度はニダ半島よりはるかに高いはず。

 多くの社会主義国が崩壊して内戦が相次いだ90年代、ソビエト崩壊直後の経済混乱期を感情に飲み込まれることなく淡々とロシア市民は乗り越えてきましたが、なんとなく国のトップなんて誰がなったって変わらないと冷めた感覚がありました。

 国のトップがバカならほどなく国が崩壊、その何倍の月日を欠けて立て直さねばならない。鳩や菅や野田にやらせた3年少々で失った信頼を取り戻すために随分な年月をかけていますが、国の方向を誤ったにもかからず粛清されずに生きていられる日本っていいですね。

 金ちゃんや毎度変わるたびに逮捕されたり殺される大統領の南北ニダ半島を見ていると、もともとそういう民族性だったんですね。大政奉還の徳川慶喜が貴族になった日本とは根本が違う。

 終身雇用の書記長を選んだ習ちゃんも何度でも再選OKに法律を変えたプーちゃんも、死ぬのを待つか?トップが変わったら殺されるか?その道を選んだということですか。

 新しい時代や視点を求めて代表を選ぶのはだいたい成功していますが、現状に反発してただ反対のためだけで代表を選ぶと間違いなくその先に失敗が待ち受けています。

 破壊者は破壊するしかできない。

 安倍おろしもいいのですが、その先にどうするの?誰を担ぐの?と問われれば、恐くて自分が選びたい人も言えない。

 民主党政権末期の頃には安部待望論と言うビジョンが見えていたし叫ばれていた。この違いって大きいと思う。

 話は思い切り狭くなって、地区の会議の話になりますが、何か案件があると必ず異議を唱える人っているんですよ。そうすることで自分の存在を残そうとしているかのごとく。

 で、対案は?と言うと急に口ごもって「それをみんなで考える場所じゃねぇか。」 

 だいたいこういう人は感情で動いている人なので、あの人がこう言ったから自分は逆の立場を、そのための反対の理屈を思考しているだけで、「公」に対しての発言ではない。

 いつも笑顔の慇懃無礼な性格なので、「そうですね、検討しますね」と言いながら実名入りで議事録残して配布してやるのですが、「公」の場で発言するのだからそれなりの責任を背負った発言であるわけで当然でしょ。

 人を貶めて自分の立ち位置を得ようとすると、もっと腹黒い奴に足元をすくわれる。

 だんだん嫌味な人間になって行くぞ。

コメント
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