この冬の大雪にもつぶされずに生き残っているのは立派ですが、老朽化のせいなのか?手入れがいたらないためなのか?湿気がこもってちょっと不気味な雰囲気を醸し出しています。
避難小屋の内部の写真を撮りましたが、怪しいものは写っていませんのでご安心を。でも、ここに泊まるのはちょっと勇気がいるかな?と言うより、背に腹は代えられないときにしか使わないことでしょうが、役場に手入れをするようにお願いすることにしました。
午後から雨が降るのはわかっていましたが、降り始めるのは何時ごろになるのか?阿弥陀くじで調べたら15時30分。さすが阿弥陀様、妥当なラインを選んだなと感心しつつ、ハイカーに「遅くても3時までにこの子よより下に降りてくださいね!」とアドバイス。実際降り始めたのは3時45分。やっぱ阿弥陀様です。
さすがにこの標高になると日陰ではまだ残雪が残っています。雪の上のごみが断熱材になっているので溶けないのですが、人が乗っかったりかき回してしまうとすぐに消えてしまうので、そっとのそのままにしておくのがマナー。
針葉樹なので冬に葉を落としませんがその葉っぱの上に雪が降り積もり、ねじり倒されたような姿でした。
だいたいこうなる時には幹を虫が食べていてさもありなん、と言う樹木が多いのですが、ねじりきられた部分を見ると、ヤニで武装している針葉樹だけあって虫が食べている痕跡もない。寒さで凍裂したのなら縦にひびが入るはずですが、それもない。雪と風が原因なんでしょうが、ちょっと倒れた経緯が気になります。
幹は虫食いだらけでかろうじて生きていたのでしょうが、とどめを刺したのはやはりこの冬の雪が原因だと思います。
首の皮一枚つながっている状態なので、何とか葉っぱが芽吹いていますが、道の反対側の木の絵でに引っかかって落下せずに持ちこたえている状態。
そのうち風が吹いて幹のかろうじてつながっている部分がバッサリとはがれれば落下してしまうことでしょうが、その下に人がいないことを願うしかありません。
どちらもサトイモ科の植物で、大きな葉っぱが水芭蕉です。その周辺に多数生えているのがヒメカイウ。
水芭蕉はもう花が終わるシーズンですが、数の少なさや葉の大きさから察すると、比較的最近になってこの湿地帯に生えた水芭蕉ではなかろうか?昨年来た時には見かけなかったような気もしていますが、なぜこの湿地帯に水芭蕉が生えたのか?夏の最中に身をつける水芭蕉ですが、何かがそれを食べて運んだのだろうか?興味深いです。
この周辺では7月の終わりごろに花が満開になります。
水芭蕉を小さくしたような花が咲きます。
以下、今日目にした山野草の写真です。ショウジョウバカマ、ベニハナイチヤクソウ、レンゲツツジ。