のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ブラック

2014年01月08日 | 日記・エッセイ・コラム

 新学期が始まったので横断歩道に立ち、小学生の通学を見守りました。天気予報では雨になるはずですが朝は青空が広がる良い天気でした。

 同じ交差点に立っていたおばあちゃんと、こっちは標高が高いから雪になるのかねなんて話していましたが、夕方から予報通り雨になりました。

 小学2年生の子供が書初めの半紙を見せてくれましたが「午年」と書いたつもりなんでしょうが、上が突き抜けて「牛年」になっていました。

 

 一昨日、木の枝を放り投げた時に左肩の筋を痛めてしまったようで、昨夜はホカロンで温めて寝ました。今朝はいくらか調子が良かったのですが、午後には痛みだし水平より上にあげられなくなってしまいました。

 夕方、温泉に入って肩を温めよう、どうせならサウナのほうがいいや。と、温泉センターに行ったら、炭焼おやじにばったり会いました。雨が降る前に炭を山から降ろし、温泉で体のリフレッシュに来たそうです。

 

 サウナの中でいろいろ山の話などしていたのですが、話は北の金ちゃんの誕生日の話題になりました。金ちゃんからのバースデイプレゼントで米の配給でもあるのかななんて話していましたが、意外な事実が判明しました。

 炭焼おやじはピョンヤン生まれの帰国子女でした。1歳の時に終戦で引き揚げてきたので、異国のことは全然記憶にないと言ってましたが、炭焼おやじの父親は軍に商品を納入する仕事をしていたそうです。

 

 引き揚げないでそのまま残っていたら大変なことになっていたね。「多分と言うより間違いなく生きちゃいないだろう。生きて日本に戻ってこられただけだって奇跡みたいなもんだが、本当に紙一重で、もう2-3日遅れれば俺のおやじなんかソビエト抑留だったかもしれない。俺なんか、海に投げ込まれてカニのえさだったかもしれないな。」と申していました。

 

 「アントニオ猪木も馬鹿だけど、アメリカにもバカがいるんだな。バスケットボールの選手が北朝鮮に行ったっていうじゃねえか。国民が飢えているのにバスケットどころじゃねえだろうにな。」

 そんなことこれっぽっちも考えないのが今流行りのブラック企業ならぬブラック国家の在り方で、自民党が何言おうが給料あげない企業と同じで、世界が何言おうが国民に飯を与えないのが乱世に強いブラック国家。

 

 景気が上向けばどこか良い企業に移ってしまおうと社員が内心もくろんでいるブラック企業同様、ブラック国家の国民も隙あらば国を出ようとしているわけですが、まっとうなこと学んでいないのですからどこの国に行っても使えないでしょう。

 移り住む人が多いか?出ていく人が多いか?その国が良い国か悪い国かの目安だと思いますが、移り住む人より出ていく人が多い私の村はやっぱブラック村なんだろうか?

コメント
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