能勢謙三の鹿児島まち案内日記

3713 旧態依然

ガヤマスさん、コメントありがとうございます。田んぼの稲が気になって、台風が遠ざかった29日午後、近郊を車で見て回りました。見た限りでは暴風雨の影響をそれほど受けていないようでしたが、まだこれに関する報道もなく、実態はよくわかりません。大きな被害がないことを祈るばかりです。
甲突川の岩崎橋下流右岸から。

さて、鹿児島中央駅東口バスターミナルで先日、乗ろうとする客が乗り場に複数いるのに入り口ドアを開けず、降りる客を降ろしたらそのまま発車していった鹿児島交通のバスを見て、以前、同社あて書いた手紙を思い出しました。
調べてみたら、2021年8月のことでした。以下に手紙の内容を掲載します。

 初めまして。いつもお世話になります。鹿児島市の鹿児島中央駅や天文館地区でバス案内や道案内を10年続けている能勢と申します。一筆、苦情を申し上げます。
 5日午後、谷山のバス停で貴社の路線バスに女性客が乗り込み中、バスが発車。その客が路上に転倒してケガをする事故がありました。この事故を新聞で知って、貴社の「緩み」が一因ではないだろうかと思いました。中央駅東口バス乗り場などで仕事をしていて、貴社の「緩み」を感じることがよくあるからです。以下、列記しますと。
①金生町バス停3番乗り場。7月21日のダイヤ改定後も、古い時刻表が張られたままになっていた。このように古い情報がバス停やバス車内にそのままになっているケースはよく見られる。
②中央駅東口4番乗り場に時期を前後して張られた「まち巡りバス」の時刻表と案内が、重ねて張ってあるのでわかりにくい。改めて1枚に書き直せばいいのでは。
③鹿児島新港行きポートライナーが運休になった時、バス停に張られる案内に日付がないため、運休がいつのことかわからない(案内がしばらく張られたままになっていることがよくあるので、なおさら)。
④今回のダイヤ改定で、時刻表のまとめ書きが目立ち、わかりにくくなっている。例えば、中央駅東口7番乗り場。「串木野新港」行きが「純心女子大学」行きの中に入れてあるため、これに気づかない客が多い。
同5・6番乗り場の「高速船ターミナル」「水族館前」「鹿児島新港」行きも、他とまとめて書いてあるのでわかりにくい。
➄バス停によっては時刻表の張り位置が高く、高齢者などが見るのに苦労している。
⑥そもそもダイヤ改定がひんぱんで、戸惑う客が多い。
⑦終点近くのバス停を(たとえ客がいても)通過するバスがいる。また、中央駅東口5・6番乗り場が先行バスで詰まっていたため客を手前の4番乗り場で降ろしたバスが、本来止まるべき5・6番乗り場に止まらずそのまま発車することも。
⑧荒い運転も目立つ。例えば、天文館から金生町へ向かうバスが、いづろ交差点を左折する時スピードを緩めない。次の信号に引っ掛かるのを避けるためか。
⑨バス停で客がバスに駆け寄ってきても振り切って発車するバスもいる。

今一度「利用者第一」の原点に立ち返って改善していただきたいと切に願います。路線バスを愛する者の一人として。

手紙は以上です。

以来3年たちましたが、これらの「緩み」は今もほとんど変わらず続いているようです。旧態依然なのです。手紙の⑦は、今回の「乗車拒否」と全く同じケースです。同社の代表や管理者は、これら現場の実態をどう考えるでしょうか。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事