能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2667 「わたしの提言」と回答

鹿児島市役所の市長あて「わたしの提言」制度を利用して、市役所本館玄関に用意してある封筒セットで先日「提言」を郵送しました。何を提言したかと言えば、庁内に「わかりやすくする課」を新設してはどうか、というものでした。

鹿児島市役所

きっかけは、今回の新型コロナウイルスワクチン接種にあたりネット予約に難儀したことでした。役所の諸手続きをわかりやすくするには、市長が熱心なデジタル化を進めるよりも、高齢者など誰にもわかるように、アナログ的手法をより進化させることではないかと提起。市民向けに市役所が作るさまざま書類や案内看板類を、本当に誰にもわかりやすいか事前に厳しくチェックし、改善を促す部署を設けてはどうか、と提言しました。名付けて「わかりやすくする課」です。

市行政管理課という課から届いた市長名の回答は以下の通りです。
「本市の組織機構につきましては、機能的かつ効率的な組織を基本とし、社会経済情勢の変化や市民ニーズに的確かつ迅速に対応するため、これまで整備を図ってきたところでございます。また、市民本位の質の高い行政サービスを効率的に提供するため、各職場において、主体的かつ創意工夫による業務改善に取り組んでおります」として、「つきましては、『わかりやすくする課』の新設については現在のところ考えておりませんが、ご提言の内容についてはご意見として受け止め、今後とも市民サービスの向上を図ってまいりたいと存じますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます」と結ばれていました。

いかにもお役所的。こんな回答が返ってくるのは予測できましたが、珍しく外部出身の若い新市長に代わって何か変わったかな、という興味もありました。

「ご意見として受け止め」るは、どこかで聞いたような言葉。そういえば、菅政権の閣僚たちも同じような言い回しをよく使います。聞くフリだけして実は聞く耳を持たない表れではないでしょうか。鹿児島市役所の「わたしの提言」も似たりよったりでは?

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