5日付の南日本新聞で目に留まった記事を3つ紹介します。
まず2面(ページ)。「首相の『素直におわび』に苦言」という見出しが付いた記事は、先日のブログで取り上げたこと、そのものでした。
コロナ緊急事態宣言中の深夜に与党議員が銀座のクラブで飲食した問題をめぐり、2日の記者会見で「素直におわびする」と謝罪した菅義偉首相の言葉遣いに、自民党の伊吹文明元衆院議長が二階派会合で苦言を呈したという記事です。
伊吹氏は「『素直に』というのは、言いたいことはいろいろあるがそれは封印し、相手が言っている通りだとおわびする時の言葉だ」と指摘。「『率直に』とか『心から』おわびするというのが正しい日本語だ」と述べたそうです。全く同感。その通りだと思います。皮肉にも、いわば素直でない発言だったのです。私も気になって、ブログで取り上げました。
繊細さに欠けるのか、どうも菅首相の発言にはちょっとおかしな言い回しが目立つような気がします。命取りにならなければいいですが。
次は13面の「こちら373」の記事。「バス停の時刻表の位置が高くて読みにくい」問題を取り上げています。これはブログで何度も書いてきたことです。「こちら373」は、読者からの情報や疑問提供に基づいて記者が取材するコーナーだそうですが、今回の問題は記者自らが街を歩き回って掘り起こしてもらいたかったテーマです。
以前ブログに掲載した鹿児島中央駅東口22番乗り場の写真。いつもお年寄りが時刻表を見るのに難儀している。
そして19面。薩摩藩士、五代友厚を扱った映画「天外者」の田中光敏監督が、キネマ旬報社の読者選出日本映画監督賞を受賞したという記事です。こういう形で郷土の大先輩が脚光を浴びるのは喜ばしいことです。
長田町
同
同