能勢謙三の鹿児島まち案内日記

247 日本語上手な男性 

mastanさんへ。「あいつはシチリンだ」という言葉には、これまで接したことがありません。このシチリンは、鹿児島弁でしょうか。鹿児島市生まれ、96歳の親父の口からも聞いたことがないような気がするのですが。また教えてください。


2012年10月22日(月)晴れのち曇り。朝、伊敷の自宅には灰が降っていた。

12時30分 天神ぴらもーる中央で男女「カリーノは?」。マルヤガーデンズ向かいの電車通り沿いにあります、と現在地から店までの地図を書いて渡す。「もう一ついいですか。いちにいさんは?」。あのとんかつの十兵衛の看板の向こうの2階にあります、と案内。「近かったんだ」と女性。

いづろ交差点角の「sea…cafe」が閉店したのに気付く。「都合により」と。

13時20分 マルヤガーデンズ角で若い女性5人「近くにラーメン屋は?」。我流風、こむらさき、くろいわを地図に書いて渡す。値段も添えて。

御着屋交番の手配写真の上に「ご協力ありがとうございました」の張り紙。「おい、小池」だ。

14時01分 天神ぴらもーる中央でチラシ配りの女性に男性が何か尋ねている。聞くと「照国神社は?」。案内すると、神社そのものではないようで、「モンベール。映画館の」。それではと、フラミンゴ通りまで同行。突き当たりの道路向かいにあります、と伝える。「忘れ物をしたので中央駅から駆けてきた」という。

14時37分 鹿児島中央駅東口のエコちゃりポートのスタッフから引き継いだ男性「観光案内所は?」。駅2階コンコースの右手にありますが、どんなことをお知りになりたいのでしょうか? 「観光バスの時間とか」。手持ちの観光パンフを差し上げて説明。

14時38分 東口バス等総合案内板前で男性「空港へ」。南国交通バスターミナルを案内。

14時59分 同所で母と息子「空港へ」。

15時00分 同所で若い女性「フレスポ何とか、へ」。ジャングルパークですね。東15バス乗り場から市営16-2、27、鹿児島交通32-1のいずれかに乗り与次郎1丁目下車とメモに書いて渡す。料金を添えて。

15時03分 同所で女性「仙巌園へ」。東4乗り場を案内。

15時07分 同所で男女「城山観光ホテルのバスに」。南国交通バスターミナルを案内。次は30分発です。

15時10分 エコちゃりポートのスタッフから引き継いだ男性「新港へ」。東5乗り場から16時45分発があります、と案内。「来る時は2番に着いたが」。出発は5番です、と念を押す。

15時17分 駅2階コンコースで、先ほど天文館でモンベールを案内した男性とバッタリ。「お世話になりました」と男性。「これから屋久島へ行くんです」と。

15時28分 東4乗り場近くで若い男性「実業高校のスクールバスは?」。路線バス以外のそのようなバスは西口の方です、と案内。

15時32分 同所で女性5人「城山観光ホテルへ」。次は16時発です。

15時35分 東口バス案内板前で女子高校生「22は?」。あの黒っぽいビルの下、電車通り沿いです、と指差す。あっちへまっすぐ。突き当たったら左へ。電車通りを渡って右へ、と案内。

15時39分 東4乗り場近くで老婦人「13は?」。どっち方面でしょうか? 「のぼり病院の方」。それでは東14乗り場へ、と案内。手持ちの時刻表で時刻を伝える。

15時42分 東4乗り場で、空港バス乗り場移転のポスターを見ていた男性「わかりにくい。以前、城山展望台で観光ボランティアをしていた。こんな自分にもわかりにくい」。本当にわかりにくいです、と同感。

15時45分 東口バス案内板前で男性「山形屋ストア。いえ、山形屋本店へ」。東5、6乗り場から。金生町か山形屋バスセンターで降りてください、と案内。金生町は金が生まれる町と書きます、と言い添える。

15時49分 東4乗り場近くで男性「空港へ」。案内すると、「昔の…」。はい、日生ビルと同じです。

15時50分 東口バス案内板前で婦人「吉野へ。ゴルフ場でも吉野公園行きでも」。そこです、と東3乗り場を案内。

15時55分 同所で婦人「今日じゃありませんが、西田2丁目へ」。東17乗り場から常盤行きなどに、と案内。2丁目でしたら西田本通りあたりで下車を。ここから歩いてもそう遠くはないのですが、と伝える。

15時59分 同所で女性「新屋敷へ」。東16乗り場からの全便か、東15乗り場から市営16―2に、とメモに書いて渡す。

16時05分 同所で夫婦「桜島へ」。東5、6乗り場を案内。

16時10分 東4乗り場近くで婦人「与次郎へ」。どのあたりでしょうか? 「迫田へ」。東15乗り場から市営16―2、27、鹿児島交通32-1で与次郎1丁目下車とメモに書いて渡す。バス停から店までの地図も添えて。

16時23分 同所で母と娘「今日じゃないけど、岩川へは?」。東7乗り場から志布志行きに、と案内。時刻を示す。「電車はない?」。もうだいぶ前に廃線になりました。「バスは高速を通るのでは?」。このバスは通りません、と伝える。

16時25分 東3乗り場近くで男女4人「鹿屋への直行は?」。東15乗り場から出ますが、次は18時20分です、と案内。「じゃフェリーで」。鴨池港行きも同じ東15です、と伝える。

16時30分 東4乗り場近くで婦人が携帯で誰かに問い合わせている。腕章を示すと、電話を切って「桜ヶ丘へ」。東22乗り場を案内。

16時33分 東5乗り場で若い女性2人「桜島へ」。行き先に桜島桟橋か水族館前と書いたバスに、と案内。

16時34分 東口バス案内板前で男性「空港へ」。

16時40分 東4乗り場近くで老婦人「明和へ」。東17乗り場を案内。

16時46分 東口バス案内板前で婦人「高速船ターミナルへ。時刻は?」。東5、6乗り場でお確かめください、と案内。

16時48分 同所で男性「吉田へ」。どのあたりでしょうか? 「教育センター」。でしたら、と東11乗り場を案内。あの大きな木の向こう側です、と。

16時52分 東4乗り場で女性2人「敬天閣へ」。55分発まち巡りバスで西郷銅像前下車と案内。ホテルまでの地図を書いて渡す。

16時53分 同所にさっきの高速船ターミナル行きの婦人が戻ってきて「時刻の見方がわからない」。東5乗り場へ同行。時刻を示す。

17時05分 東4乗り場近くで西洋男性に日本語話しますか? と尋ねると「少し話します」。どちらへ? 「空港へ」。乗り場を案内すると、「何分かかりますか? 予約は要らない?」。なかなか日本語がうまい。40分です。予約は要りませんと伝える。「あす1時までに着きたいけど。スケジュールは?」。手持ちの時刻表を示す。確認後「ありがとうございます」と男性ニッコリ日本語で。

17時18分 東4乗り場で男女3人「一周したい」。やがて到着した20分発シティービュー城山コースを勧めると、「赤いバスでは?」と1人。これも大丈夫です、と伝える。

17時20分 東4乗り場近くで男性「サンロイヤルホテルのバスに」。東18乗り場を案内。手持ちの時刻表を見て、次は42分発です、と伝える。

17時30分 東口バス案内板前で男性「空港へ」。

この日も空港行きバス乗り場を尋ねる人が多かった。何とかしたい。

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コメント一覧

mastan
「七輪=七厘」は標準語であって、「あいつはシチリンだ」の表現は、昭和の時代でも鹿児島で通用していた言い回しだったようです。例えば、近所に「塩の足りない=頼りない」亭主や若者がいたとして、周囲のおばさんたちが「あの子は七厘」と言っていました。つまり、一分(イチブ)に三厘足りない、イマイチの人物のことですね。
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