能勢謙三の鹿児島まち案内日記

318 一歩前進?

2013年2月5日(火)雨。終日雨。

自宅のある伊敷からは毎日バスで「出勤」します。一番近いバス停を利用するときもあれば、少し歩いて街寄りのバス停からバスに乗り込むときもあります。この日は国道3号にある「梅ケ渕」バス停から乗りました。
「梅ケ渕」とは、梅が咲く今にふさわしい地名。無味乾燥な地名が増えるなか、珍しく「何やらゆかし」、好きな地名です。甲突川の向こうには坂道を上った先に梅ケ渕観音があり、この時季、合格を祈願する受験生たちでにぎわいます。

梅ケ渕バス停。バスを待つ間、行き交う車を見るのも好き

15時10分 鹿児島中央駅東口のバス等総合案内板前で男性「高速船ターミナル。トッピーに」。東5、6バス乗り場を案内。

15時12分 同所で男性「空港へ」。南国交通バスターミナルを案内。

15時13分 同所で男性「空港へ」。

15時14分 同所で男性「鹿屋へ」。東15乗り場から30分発です、と案内。「次は?」。次の直行は18時20分です、と伝える。

鹿児島中央駅のアミュプラザと観覧車アミュラン。一日中雨に煙っていた

15時16分 同所で大きなリュックを背負った若い男性5人「新港へ」。東5乗り場から16時45分。まだ1時間半あります、と案内。「何分かかる?」。15分くらいです。「いくら?」。150円。降りるときに払ってください。

15時17分 同所で女性「オプシアへ」。東22乗り場を案内。

駅前の南国センタービル。この下、電車通り沿いに東22バス乗り場がある

16時29分 同所で沸き女性2人「15は?」。そこですと指差し、向こうの横断歩道から、と案内。

16時30分 東4乗り場近くで男女「空港へ」。

16時38分 東口バス案内板近くで、新港行きの若者5人「新港は5番でしたっけ? 6番でしたっけ?」。5番です。もうすぐ来ます、と伝える。

16時42分 東口エスカレーター下でどこかを探している様子の男性2人に声をかけると「いいです。会社の人に電話で聞いたので」。

17時04分 東口バス案内板前で婦人「レトロ電車はどこから?」。あの交番の裏の電停からです。土曜と日曜と祝日に4便ずつ出ます、と案内。

17時13分 東5乗り場で夫婦「新港行きは?」。さっきバスが出てしまいました。もうタクシーで、と乗り場を案内。

18時 名山堀の「串幸」へ。カウンターで、知人の井手さんが連れの男性と2人でもう焼酎を飲んでいた。連れの稲村さんとは、市都市農業センターでの畑作りを通じて知り合ったのだという。井手さんは、自宅の畑も持っているが、最近カラスの食害に悩まされているという。近所の人がハトに餌をやり始めたのが発端。カラスまでやってくるようになったという。「野良猫に餌をやるなど動物好きの近所の人の気持ちもわかるが…」と井手さん。カラス害が目に余るので、思い切って近所の人に「ハトに餌をやらないで」とお願いしたらしい。「近所づきあいもあり、そう強くも言えず」と井手さん、苦笑した。

焼酎が入ってごきげんの井手さん(手前)と稲村さん

名山堀の共同トイレには、「一歩前進」の札が張ってある。トイレの清潔保持もだが、見る時々で、いろいろもの思わせる言葉だ。井手さんのカラス対策は一歩前進したか?

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コメント一覧

mastan
「一歩前進」vs.「急ぐとも 心静かに手を添えて 外にこぼすな 松茸の露」

後者は、40年ぐらい前に大阪で見かけましたが、全国区の表現だと思われます。
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