マスク不足の次は、トイレットペーパー不足。1日にドラッグストアやスーパーを数軒回って、あらためて驚きました。どこにも見事になかったのです。しかも家事用のペーパー類全般が。
家に買い置きがいくらかあったので当面はいいものの、先日紹介したスポーツ紙の見出しではありませんが、「自粛の雪崩」に似た恐れを感じました。客の殺到や買い占めによって、いつまでたっても自分はトイレットペーパーを買えなくなるのではないか、と。
先日、マルヤガーデンズ内のジュンク堂書店カウンター横で、タッチパネル式の検索機を使って本を検索したところ、「この本についてはカウンターに問い合わせてください」と表示されました。近くにいたスタッフの若い女性にその旨を伝えたところ、「ひとまず発券してください」と一言。えっ? どうすれば? と瞬間ためらっていたら、オジサンはこうだからメンドクサイという感じで女性がカウンターからサッと出てきて発券。先輩格らしい他の女性にその券を渡しました。その女性はすぐ奥の本棚へ向かい、目当ての本を探し出してくれました。
私が気になったのは、最初の若い女性のメンドクサそうな反応。少なくとも私は、タッチパネルにとても弱いのです。機械に弱い人もいることを、もっと理解してほしいのです。
そもそもタッチパネルには抵抗があります。不信感があります。こっちの意思が本当に伝わったのか、と機器を前にいつも疑心暗鬼になります。
最近はレストランでもタッチパネルの注文機が増えてきました。「ガスト」もタッチパネル式に変わりました。メンドクサイこと、わかりにくいこと。ホール係が直接注文を取れば、間違いもなく、すぐ済むものを。客とスタッフのコミュニケーションも生まれるものを。
人手不足や経営効率化対策でタッチパネル機器を導入する店側の事情も分からないではありませんが、サービス業くらいは昔ながらの人対人の接客を残してほしいと私は思うのです。
タッチパネルをメンドクサイと思う私が、今やこの世ではメンドクサイ人間なのでしょうか。
ガラケイ派。活字大好きな私です