国民文化祭迫る
31日から鹿児島県内で始まる国民文化祭の開会式に出席するため、皇太子ご夫妻が鹿児島入りした。
仕事に出かけるためバスに乗り国道3号を街へ向かっていたら、交差点や沿線に警察官たちが立ち、間もなくご夫妻の車列が通過する気配だ。
バスから観察したら、車列は護国神社前バス停付近から国道を離れて神社方向へ進むもよう。私は次の中草牟田バス停で急きょ下車。国道を引き返して車列を眺めることにした。
最初に目に付いたのは、警備の若い警察官たちが綿パンやジャンパーなど私服を着ていること。その上にビニール雨合羽を羽織っていた。
1人に尋ねると、ものものしくないように、いわば威圧感を与えないように、そうしているらしい。
2つ目に気になったのは、歩道に三々五々集まってきた市民を、コの字型にロープを張ったスペースの中に警察官が囲い込んだこと。外れて立っている人には、そこに入るよう勧めていた。
いやな感じがした。どこで見ようが構わないではないか。案の定1人の警察官が私に歩み寄ってきて、「手を振られますか? だったらあそこへ」と移動を促した。「いいえ、手は振りません。私は単なる通行人ですから」と返した。
「どうして市民を押し込めるんですか」と尋ねると、「沿道に人が(切れ目なく)ずっと立っていたら、両殿下はずっと手を振らねばなりませんから」と警察官は答えた。
要するに、警察が警備しやすいように、そうしたのだろう。市民としては、自分が見やすい場所に自由に立つのが一番なはず。小雨模様で傘をさしていた人が多かったので、ばらけた方が絶対見やすかったはずだ。
警察本位の今回のやり方は、マイナンバー制度にも通じるなあと思った。要するに国がやりやすいように、というやり方。国民目線は二の次なのである。
囲い込みといえば、この日、鹿児島中央駅東口広場に喫煙所がオープンした。立派な施設だが、屋根はない。雨に濡れながら、ここに押し込められてタバコを吸う人たちが気の毒だ。
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ガヤマス
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