今日のどーじょー主

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週間ポストの記事

2006年08月31日 | その他
「週間ポスト」に「ロングステイの落とし穴」みたいな記事が載ったそうです。
藤本勲さんのブログにも書いてあります。
「男の年金生活者が、チェンマイに来て、女にだまされて財産を巻き上げられた」みたいな内容。

こういうマイナスの話って、「それがすべて」みたいに伝わっちゃう。
「だから、ロングステイは怖い」って、アホな結論になったり。
何が怖いのか?
「円パワーをカサに、カネでタイ女性を手に入れようなんて甘い考えで来ると、怖い思いをするぞ」ってことです。

まともに考えれば、当たり前のこと。
ボクは、チェンマイをよく「昭和40年代の日本に似てる」と思うのですが・・・
ボクが子どものころ、1ドル=360円でした。
アメリカ人と言うだけで、お金持ちで、なんとなくカッコいいと思ってた。
その、当時のアメリカ人たちに、真剣な恋愛ではなくて尾っぽを振る女性は、どんな人だったか。
ふつうの女性たちではなかったですよね。
逆に、不良アメリカ人が、ふつうの女性に「100ドル払うから、セックスさせろ」なんて言ったら、どうなるか。
・・・いまのチェンマイも同じです。

それなのに、なぜか妙な「神話」が、日本ではまかり通っちゃう。
ボクが初めてチェンマイに来る前、こんなことをまことしやかに話すオジサンたちがいました。
「日本では中流でも、東南アジアへ行けば大富豪になれる。ベトナムなんて、中学校の前で、下校してくる女生徒の中から好きな子を選んで、エージェントに教えればいい。そうすれば、エージェントがその子の両親に交渉して、買春できちゃうんだ。」
こんなような話、あちこちで聞くでしょ?
なんとなく、東南アジアというだけで、ばっちぃイメージが植えついちゃう。
ロングステイのセミナーで藤本さん(息子さん)の話を聞くまで、ボクもいいイメージなんかなかったです。

これって、日本人にとってもタイ人にとっても、とっても迷惑。
ふつうにロングステイを楽しんでる日本人も、たくさんいます。
20代の若い留学生たちも、たくさん来てます。
そういう健全な人たちまで、「日本人はまったく」と悪く見られちゃう。
日本にいて、留学やロングステイを考えてる人たちも、チェンマイを候補にしにくくなっちゃう。
「セックスのことしか考えられない、日本のズレたオジサンたちの風俗」を、まず何とかすべきだと思います。

こっちは、昔の日本と同じで、性的なことには堅いです。
ボクは、オイさんやタンちゃんやフンちゃんのバイクの後ろによく乗せてもらうけど、彼女らの体に触れたこともない。
後ろから抱きついたりしたら、メットで思いっきり殴られるでしょうね(^^;
路上でキスしてるカップルなんているワケないし、ヌード写真やイラストが載った雑誌を堂々と売ってる店もない。
観光地だから風俗産業ももちろんあるけど・・・
日常は、しごく健全な街です。

今回の「週間ポスト」の記事などを見たり聞いたりして、健全な人たちが誤解しないよう、願うばかりです。
外国で買春や麻薬をするのは、日本でするのと同様、あるいはそれ以上に「怖い」ことです。
それ目的の人たちは、来ない方がいいです。
逆に、健全な日本人にとっては、チェンマイは魅力的な街だと思いますよ。