土曜日の朝は寒かった。我が中犬ハナ公の朝の散歩で寒さのためか1本の前足を上げて3本足や後足の2本で歩く様な仕草を見せた。普段は抱っこをさせないワン公だが直ぐに抱っこをさせた。家に入って天気予報の気温を見ればマイナス21度を超えていた。都会の夏、アスファルトの上を熱くて歩けない犬が居るとのことだが逆バージョンだ。
久しぶりに蒼空が顔をだし、お天道様も照ったが、ほとんど雪解けはしなかった。昼間でもマイナス7度とかの低温、2月半ば過ぎなのにちょっと気温が低い。
4月からニセコで働くという福島市に住む彼女が母親とアパート探しに来た。娘がニセコに就職が決まったと近所に話しをしたらそのの方が(原発から離れられて)「良かったね」と言ってくれたとのこと。福島は福島でも原発の影響は受けていないとのことだが人口が2万人ほど減ったらしい。パワフルそうなお母さんの子供なので大丈夫だろうがニセコに馴染めればいい。
京都の方から蘭越町の空き家を貸したい、安く売ってもいいとのことで調べに行く。空き家になっているので相当雪かきをしないと入れないかと覚悟をしたが、5分ほどスコップでかいたら入れた。
玄関ドアを開けた瞬間からネズミの食べ残したものがあった。室内はゴミの山、よくまあこれで出ていったな、こんなところに良く住んでいたなという物件。近所の世話好きのお婆ちゃんも来られて誰々が住んでいて出ていった云々だが、気持ち悪くなってしまうほどのネズミ&ゴミ屋敷だった。とても貸せる物件ではなかったし、直ぐに退散する。
その周辺を車で走ると空き家が目立った。この雪が降り積もる時期なら空き家かどうか一発で判る。少子高齢化、後を継ぐ子供もいない、今後空き家はドンドン増えるだろう。田舎に行けば行くほどその数は多くなるかも知れない。
大きな道路標識にもxx市街とかかれていたが、これで市街なのという2、30軒ほどの家が道路両側に建っているだけだった。郵便局や農協の倉庫はあったがこれを市街とは言わないだろうと。でも昔は相当な家があったのかも知れない。段々と人が居なくなり空き家が目立ってくる。今後10年、20年、北海道の田舎はどうなるのだろう。
2月19日朝。ニセコの駅までミクちゃんが見られる像。