あけましておめでとうございます

今年のお正月はどうしよう。
年末の家族会議。
両方の実家はどちらもセンター試験を控えた受験生がいるため、お正月の年始回りは行かないこととなり、いつものごとく食っちゃ寝の寝正月にはならない状況となりました。

妻「金泉寺の山小屋に泊まって、多良岳に初日の出見に行こう！」
夫「天気予報は雪って言いよるけん、やめよう。寒いし、根性ないし。」
妻「じゃあ、３３３３段の日本一の石段登りに行こう」
夫、息子「えー、でもまあいいか」

といったやり取りがあり、大晦日の除夜の鐘を聞いた後、熊本県美里町の日本一の石段に向け出発。

「どうせなら、初日の出を熊本城で見よう。登れるみたいだし。」ってなことで、急きょ熊本城経由に変更。

６時開城のため早めに行きましたが、かなり並んでいました。

開城後、記念の「かわらけ」を頂き、天守閣へ。





本日は無料で登れるため、天守からの初日の出が見えるかと、展示物には目もくれず、いざ天守へ。
そこは人々々、東の方角はすでに埋まっており、外は雲がかかっているため、下の広場から見ることに変更。



テレビカメラも来ていましたが、やはり曇り空で初日の出は見えず、あきらめて隣の加藤神社へ。



ここは、言わずと知れた加藤清正公を祀った神社です。
とりあえず、甥っ子２人の合格を祈って、いよいよ美里町の石段へ。



朝９時、駐車場のお姉さんにどれくらいかかりますかと尋ねると。
「上りはだいたい１時間くらい。下りは３０分ぐらいで、１０時半から１１時くらいには降りて来れますよ。」
標高差約６００ｍ、そんなものかと登り始めます。

言い出しっぺの妻、快調に飛ばします。
夫、息子は、マイペースで追いかけます。



階段ばかりでなく、途中こんな平地も一部ありました。



懐かしい「元気が出るテレビ」も登ってました。

登るにつれて、だんだん雪が・・・



かなり疲れてきた２０００段目。やさしい郵便局のお言葉が・・・



２４００段を過ぎると石段に雪が積もっており、ペースがガタ落ち。なおかつ足が上がらない。



雪は想定していなかったため、普通のスニーカーで来ましたが、もっとちゃんとした靴で、アイゼンも持ってくれば良かったかなと思いつつ、頂上を目指します。
だんだん石段は凍ってきます。手すりだけが頼りです。
最初飛ばしていた妻は、はるか後方に・・・



いよいよ３０００段。もうすぐてっぺんです。



最後の階段の長いこと。さらに最後の階段は手すりがありません。石段は凍ってます。
用心しながら進むことしばらく。



登頂です。そこは一面の銀世界。
雪のため、約１時間半かかりました。
妻を待っていると
妻「釈迦院まで行くよ。」

当然のごとく先にあるお寺に行くという。ここから１１００ｍ、約１５分らしい。
当然そこは雪道。



「これが本当のノルディックウォーキング」と言わんばかりに進む妻。
夫、息子は、石段中心のためポールは車の中。
恐る恐る歩く父子。
颯爽と歩く妻。



これなら多良岳もあんまり変わらんかったかも、と思いながら進むこと約２０分。
釈迦院に到着です。



帰る途中、近くのあずま屋で今年最初の食事です。
そういえば朝から何も食べてませんでした。



メニューは「豚汁とおにぎり」
家で軽く準備していたので、加熱するだけで食べられるようにしておきました。
しかーし、このあずま屋、見晴らしはすごくいいんですが、風がかなり強く、しばらくしてから場所移動。
雪に囲まれ、鍋はなかなか沸騰しません。
こんなときに師匠のようにジェットボイルがあれば早いんだろうなと、話しつつじっと我慢の子であった。

最後は我慢しきれず、だいたい温まったところで、「んっ、なんか味噌の足りんかな？」などと言いつつ、塩分と暖を確保し降りることに。

帰りはザックも軽く４０分くらいで降りれました。

しかし、ひざはがくがく。

１年の計は元旦にあり。
笑うひざには福来る。

笑いっぱなしのひざでした。
これから１年、どこまで付き合わされるのかと思いつつ、後半へ続く。