大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みのない直ぐに歯が入るインプラント インプラント学会専門医

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何故インプラントのセミナーで総義歯を話すのか?その訳は、

2020年11月13日 | 日々のインプラント臨床の話


昨日は、インプラント寺子屋で総義歯の話をさせていただきました。

インプラントの本当の話をお伝えする勉強会で、敢えて総義歯の話をする。

とても違和感が強く感じられることのようです。

が、少ない歯の欠損なら総義歯を分からなくてもできるのでしょうが、多数の歯の欠損、特に総歯なしの患者さん、総義歯の患者さんのインプラント治療では、総義歯が分からないと致命的なミスを犯します。

患者さんは素人なので、インプラントが入れば自分の歯が元通りに戻る、と思うのでしょう。

しかし、歯を失うと失うものは歯だけではないのを患者さんは知りません。

歯だけではなく、それを支えて来た歯茎、骨まで失うことが、歯を失うことの問題なんです。

患者さんはインプラントが入り、固定された歯が入れば快適に噛める、食べられる、話せる、歌える、と信じてますが、それは間違いです。

お口の中と言うのは、粘膜に囲まれ、真ん中に舌があり、その調和の中に歯があり、歯並びがあるんです。

これは、全く意識したことがないでしょうが、とても高度な脳の機能なんです。

歯を1本でも失ったことがある方は、その不自由さ、違和感を良く覚えていることでしょう。

初めて歯をなくした時、こんなことが起きるのか、と思ったはずです。

その感覚はとても悪く、嫌なモノだったでしょう。

例えインプラント治療が成功したとしても、それは元からあった天然歯ではありません。

必ず、そこにはギャップが存在するモノです。

歯科治療に対する患者さんが抱く不満、不安は、ここに過剰に期待を持ってしまっていることにも、その一因があるのです。

ましてや、総義歯となると、そこにはかつての歯は一本もありません。

あるのは粘膜と舌だけです。

唾液を介しての表面張力と、粘膜に上手く包まれること、舌によって動かされずにバランスよう保たれること、でようやく成り立っているモノなんです。

そして、そう言う環境で機能と審美を満たすのが総義歯です。

つまり、総義歯はとても高度で複雑な環境である口腔内に上手に収まるように作られるモノなんです。

上手に作られた総義歯なら、普通の食事は勿論、人によってはスルメまで食べられるようになってくれたりします。

それは、正に歯科医の醍醐味であり、我々にしかできない仕事です。

しかし、世の中にはどうしても入れ歯は嫌だ、と言う患者さんもおられます。

その悩みを解決する手段として、生まれて来たのがインプラントです。

動かない固定された歯なら解決するだろう、と。

がしかしです、その動かない歯、歯列は、高度で複雑な口腔環境に上手く収まるべき所に収めなければ、粘膜や舌にとっては邪魔者になりかねないのです。

特に、舌の感覚とお顔の下半分の見た目、審美面に多大に影響してしまいます。

こんなはずじゃなかった、と嘆いても、インプラントは動かせないので、後からではどうしようもないのです。

この問題を、実は患者さんはインプラント治療始める前は殆ど気付かないし、考えもしないんです。

そして、何よりも悪いのは、それを説明してない担当医、診療機関だ、と私は個人的責任で明言します。

それを解決できる唯一の方法が、私は総義歯を修得することだ、と確信しています。

何故なら、何の支えもなくても機能と審美を満たせたのは総義歯だから、です。

具体的に言えば、総義歯の歯並び、噛み合わせをインプラントで再現すれば、それは粘膜、舌に邪魔にならず、お顔の下半分の見た目も回復させられることができる、と言うことなのです。

なので、もっと具体的に言えば、一度総義歯を作り上げて、それを元にどこにインプラントを植立すべきなのか?と計画すべきなのです。

以上が、私がインプラントの話をする場で意図的に総義歯の話をする理由です。

全ての元は総義歯にある、と言うのは、歯科界の先人が昔から述べて来たことなんです。

それは、今インプラントの時代になっても何一つ変わらない。

それが、私が総義歯を伝え続ける理由です。


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