即時荷重インプラント治療のやり方には、色んな流儀があります。
私の流儀は、恩師ラム先生に教わったやり方です。
なので、インプラントの初期固定は必ず35N以上、アバットメント取り付けも35N以上でしています。
そして、被せ物セラミックとかの装着もセメント固定です。
私は、ラム先生の考え抜かれたやり方、歯周病専門医40年以上で第一線でやってこられたやり方を信頼しています。
そのやり方で、2000年から即時荷重インプラント治療をたくさん手掛けて来ました。
全ての症例で、です。
ところで、今やネットの中では即時荷重インプラント治療が、直ぐに歯が入るインプラント治療として人気で、自分の所でできる、と幾つも宣伝されています。
それらは、私のやり方とは全然違うやり方なのです。
何が違うのか?
最初に共通項を書いて置きます。
共通なのは、インプラント植立初期固定トルク値が35N以上であること。
そして、噛ませられるとしても第1小臼歯まで、と言うこと。
審美領域でのインプラント治療の場合には、決してがっちりとは噛ませないこと。
以上です。
それ以外が違う訳です。
一番大きな違いは、インプラント植立して仮歯を取り付けるやり方、アバットメントの取り付けです。
専門的になってしまうのですが、インプラント植立初期固定を35N以上でできた後、それで直ぐに歯が入る即時荷重インプラントができる訳ですが、アバットメントの取り付けトルク値は、私以外の方々は殆どその数値を明らかにしてません。
そして、アバットメント取り付けた後の仮歯の取り付けるトルク値も明かしてない方々殆どです。
それで、実は私も長いこと知らなかったのです。
何を?
他の方々のやり方が、アバットメント取り付けトルク値、仮歯の取り付けトルク値が実は案外弱い力でしかしてなかった、と言う事実をです。
インプラント植立初期固定を35N以上のしっかりとした強さでしていても、その上に取り付けるパーツは15N程度、指の力でしっかりと留める程度の力でしか取り付けてない、のです。
これでは、私の即時荷重インプラントのやり方とは全然違うモノです。
私の方法では、全て35N以上の指の力では決して出せない強い力でインプラントもアバットメントも留めています。
しかも、私のやり方はネジで固定することに依存するやり方ではなく、インプラント体そのものに噛み合わせの力がかかる方法をしています。
他の方々のやり方は、ネジで固定して、それに依存している方法です。
それを、何故私が嫌がるのか?同一視されるのを嫌うのか?
簡単に言ってしまうと、インプラント体自身の直径は4mmもないのに、その中にねじ込むネジってもっと細くて1.25mm程度しかなくなる訳で、そんな細くて弱そうなネジに噛み合わせの力が耐えられるのか?と言う素朴な疑問なんです。
噛み合わせの力は、最大でその方の体重以上だそうです。
だから、丈夫な大臼歯とかでもヒビが入り、年期が入ると割れたり欠けたりして来ます。
それだけ強い力で噛むのに、たった1.25mm程度のチタンのネジが耐えられるの?と疑っています。
つまり、即時荷重インプラント治療で、16週でセラミックの歯まで入っても、元々細いネジで固定してて、しかも指で取り付ける程度の弱い力で取り付けて、ガタついて来たり、果てはネジが折れたり、最悪の場合インプラントが割れたりしてトラブルにならないの?と不安なんです。
私も、条件の良い時には、2ヶ月で8〜9週でセラミックの歯まで入って治していますが、私の治し方は全て35N以上で取り付ていますし、噛み合わせの力自体もインプラント体自身に加わるようにしていますから、そう言う不安がないんです。
でも、一般の方、患者さん方には直ぐに歯が入るインプラント治療、即時荷重インプラント治療として、同じように見られ、似たようなもんだろう、と思われてる。
ハッキリ言って大変迷惑です。
私のとは根本的に取り付けトルク値が違う!
それじゃガタついたり、仮歯壊れたり、ネジ折れたり、アバットメント壊れたり、インプラント揺れたり、割れたり、トラブルはどうなんですか、本当の所?と公開質問状として、このブログを残して置きます。
本当の所をちゃんと知りたい。
きちんと広報したい、と思います。
さあ、誰か受けて立つ方いますか?
宜しくお願いします。
私のインプラント治療、直ぐに歯が入る即時荷重インプラント手術直後の写真がこれです。
最初から、インプラントにアバットメントと呼ばれる土台が装着されています。
一番後ろのインプラントには、ヒーリングキャップと呼ばれる蓋のような部品が取り付けられていて、縫合されています。
ここは、残念ながら初期固定が35N以上を出せなかったので、このような処置になっているのです。
それよりも見て欲しいのは、手前の即時荷重インプラントできてるインプラントの周りには縫合が一切されてない、と言うかことなんです。
この手術直後の画像が、私の手術の独自性を示しているのです。
一般的には、インプラント手術は歯茎を骨から剥がして骨面だけの状態にして植立処置をしなければできない、とされています。
だから、手術直後は一番後ろのインプラントのように周りが縫われてないといけない筈なんです。
でも、私のやり方はそんな画像ではありません。
そして、そのまま仮歯が入ります。
やはり、仮歯の周りに縫合された糸はありません。
このような独特のオリジナルなやり方を、私は2003年から恩師ラム先生に原法を教わり、その後創意工夫してやって来たのです。
何をしてるのか、と言うよりも何をしてないのか、ですが、私は骨から歯茎を剥がさないでもインプラント植立できるんです。
これが、私の手術が腫れない痛まない手術である最大の理由です。
剥がさない、縫わない、大きな手術はしない。
だから、腫れない痛まない。
そして、翌日のお顔は腫れてませんし痛がられてもいません。
傷口もとても綺麗です。
これが私の独特のインプラント治療、即時荷重インプラントです。
身体に優しい腫れない痛まない手術を、2003年から16年して来ました。
これからも、このような身体に優しい腫れない痛まない手術を広めるために頑張ります!
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