大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療、即時に到るまでの患者さんの素晴しい思い出

2006年11月20日 | Weblog
勤務医時代から、相当のインプラント治療を手掛け、GBR骨造成をかなり手懸ける様になって行きました。
悩まされる問題は、常に骨が足りない事であり、患者さん自身のジョークで、金はあるのに骨がない、かと言って若かりし頃は骨はあったが、金はなかった、だからインプラント出来ずに、ここまでに成った。何とか成りませんか先生、と言われてました。
骨を造るには、ゴアの非吸収性膜を使用しないといけません。
それがとても大変で、下手だからでしょうが、半分以上は露出してその後のメインテナンスに悩まされました。
あの当時は、それが大問題で、患者様に辛い思いをさせたりしていました。

今回の患者さんはGBRを抜歯同時植立で始めてした方です。
今から、やはり14年位前で、前回の方の前にしていた方です。
この方とかで、ある程度の経験を積んでいた為に、前回の方も出来ないだろうかと考えたのです。
右上の糸切り歯、犬歯が割れて歯肉が腫れて来ました。
手前の側切歯もなく、これをブリッジで治すとなると、健全な小臼歯を2本とも削らないといけません。
前歯も2~3本削る必要があります。
どう考えてももったいない、と言う事で良く相談し、インプラントに成りました。
しかし、昔の事なので犬歯部でやっとかなと言う位で、側切歯には全く幅がなく、止むを得ず犬歯部のみにインプラントを入れて、その分前に1本伸ばす事にしました。
1回のオペで出来るだけして上げようと考え、抜歯と同時にインプラントして骨も造ろうと考えました。
14年以上前ですから、抜歯と同時にと言うのはかなりチャレンジな治療でした。

抜歯して、病巣を取り切り、骨の量を良く診てインプラントを入れました。
病巣は大きく、頬側の骨は殆ど溶けていました。
残っている骨に入れても、外側は8mm以上インプラントが露出してしまいます。
そこに当時の事で、ホール形成から取れた骨や周囲の骨を集めてインプラントの外側に骨を作りました。
そしてゴアの膜で覆いました。
4ヵ月後、膜を取り除くとインプラントの蓋の部分だけが見えていて、周囲には綺麗に骨がありました。
そのまま仮歯を付けました。
患者様の喜びは、とても大きかったです。
周囲の歯を削らずに済んで、綺麗に治ったからです。
私にとっても、非常に嬉しい経験でした。
ここから私のGBR骨造成+インプラントが加速したのでした。
今から、14年以上も前の話です。
その後の現在までの国内の情勢の移り変わりは、説明の要はないでしょう。

因みに、あの頃の私の仕事を、実は私は批判して現在の方法に到っています。

詳しくは、以下をご覧下さい。
http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
http://www.mp119.jp
http://www.implantcenter.or.