頑張る!独身女!!

“嗚呼 独身の日々”
~年食えば、大人になるとは、限らない~

ただ、君を愛してる

2006-11-23 | アジアな私(映画ばなしも)


ただ、君を愛してる

 

 

 

 

里中静流(宮崎あおい)は大学生とは思えないくらい幼い感じだ。そんな静流は大学の入学式の日に瀬川誠人(玉木宏)と偶然、信号機の無い横断歩道で出会う


静流はその信号機のない横断歩道の前で、手を上げその横断歩道を渡ろうとするが、車は止まろうとしない、その様子を見かねて、誠人は「向こうの信号機を使用したほうがいいですよ。」と、声を掛けるが「ありがとう」と言いながらも、そこからはなれようとしない静流。

そんな静流を見て、誠人は「この横断歩道を渡るんだったら・・・」と、次の日の朝早く、二人はその横断歩道で待ち合わせをする。


朝早いと車が通っていないので、渡り放題のその横断歩道、そんな事があって、誠人と静流は友達になる

 


でも、静流は誠人の事をずっと友達以上に思っていた。誠人はと言えば同じクラスの富山みゆき(黒木メイサ)の事が好きだ


みゆきは、とてもキレイで、男女問わず好かれる女の子だ。

そんなみゆきに、学食で食事をしている時、声を掛けられ「皆と一緒に食べない?」と、その日からどんどん、みゆきと仲良くなる誠人。

誠人とみゆきが仲良くする事で、静流はみゆきに嫉妬する

 

だが静流は「好きな人の好きな人の事は好きになりたい」と、みゆきと友達になる。

こんな静流は切なくて、可愛いんだよなぁ

なんで誠人は分かんないの

 

 

誠人と静流の関係はと言うと。

誠人の趣味の写真を教えてもらい。

二人の秘密の場所で一緒に写真を撮る日々、その写真を誠人の家で現像する。どこをとっても男女の関係ではない。ただのお友達だ。

 

そして静流は弟が死んだ事で家出するが、住むところがなく、なんとなく誠人の家で一緒に暮らす事になる。

 

一緒に暮らしていても二人の関係が近くなる事も、また遠くなる事もなく。やっぱり、二人は友達だ

 

ある日、私の誕生日は明日だと言い出し誠人は静流に「誕生日プレゼントなんでも好きなもんいって」と言った。

その言葉に静流は『誠人と“キス”してる写真を撮りたいと言いだす。

二人の秘密の場所で『キス』している写真を撮り。

このシーン、今まで大学生とは思えなかった、静流が凄い大人に見え。また、風景も凄いキレイだった すごいドキドキした

 

そのキスの後から誠人は静流の事が気に成り始める。


だが、この気持ちはなに?まだ静流に対する気持ちが何か?分かっていない誠人。

 

 


そして授業が終わり、誠人が家に帰ると、静流の姿はなかった。どこにも。。。


大学も退学届けを出し、静流の実家にもいない。どこを探してもいない。


居なくなって始めて、分かるんだよね。静流への思い。

誠人は自分が静流の事を好きだと気付く。

やっと気付く。

 

 

雨の中、静流を探し回った誠人は風邪で倒れてしまう。


ボロボロになった、誠人を恭平(小出恵介)みゆき達が発見。直ぐに病院に運ぶ。


多分、誠人は長い間、入院していたんだと思うんです、誠人が入院している間に、恭平、みゆき達、大学の友達は就職が決まってたから。凄い時間が経ったんだと思う。

 

誠人が入院してからも、恭平、みゆき達は静流を探すが、やっぱり見つからなかった。

 

 

「僕は静流を探す」と誠人は言い、恭平、みゆき達を見送りながら、自分は少し取り残されたかなぁ。って、気持ちも有りながら。

誠人は写真を撮りながら、静流を探していた。

 

時は流れ二年が経ち。

 

そんな時、静流から手紙が届く。それには今度、個展を開くので見に来て欲しいと言う内容だった。

その手紙を読み。うかれた気分でニューヨークに向う誠人。

誠人が待ち合わせ場所で待っていると、みゆきがやって来た。

「静流は急な撮影旅行が入ったので出掛けている。。。」と、二人が一緒に暮らしている家に連れて行き。誠人に静流の部屋を使わせる。


みゆきが仕事に出ている間に、留守番電話に静流の父親からの伝言が。それには、


 「静流の納骨が終わりました。。。」


静流は亡くなっていたのだ。

 

 

その事を知ってから、静流の個展を見に行く誠人。

このシーンはすごいよかった。(涙)

静流の凛とした写真見たら泣いちゃうよ

 

静流は遺伝性の病気を持っていて、成長していくと死んでしまう。

母親も弟も。そして静流も同じ病気だった。


誠人と知り合う前の静流は大人にならないようにしていた。

だから子供ぽかったのだ。

 

でも、誠人と知り合った事で、静流は大人の女性になり、誠人に愛されたいと思うようになる。

静流は大人になって行く。大人に成ると言うことは死ぬ事だと分かっていても

 

子供ぽい静流は、周りからは女の子としてみてもらえない、自分のことを「少し個性が強い」って、言ってしまう。そんな、ちゃめっけタップリの静流もかわいいのだが、


静流の個展で自分を写している写真、これは見た瞬間、鳥肌ものだった。

キレイで自信に満ちた感じがとても、伝わってきた

 

人を愛す事で死んでしまう。静流は悲しい結末をむかえる。



悲しいけど最強の愛です。

 


静流の自分が死んでも大人に成りたかった気持ち凄い分かる。

でも私だったら、こんな勇気はないかもしれないなぁ・・・

 

 

そして静流の病気の事とか、居なくなってからの事とか、みゆきから話を聞く誠人。



また、静流が書いた誠人宛の手紙を、自分が亡くなってからも、誠人に送って欲しいとみゆきに頼んでいた静流。


こんなところも、泣かすんだよね


これって自分はいつまでも、誠人の遠くて近い場所にいるっていうのかなぁ。

静流の最後の女心だよね。

 

静流は死んでしまったが、悲しいだけの映画では決してなかった。

静に流れる、静流の人生。まだまだつづいている・・・

そんな映画でした。

 

 

 

 

 



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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (咲太郎)
2006-11-23 21:02:46
あおいちゃん、可愛かったですね。
玉木くんも表情の演技がよかったです。

誠人のようにあんなに愛されたら
幸せでしょうね。
正に最強の愛でしたね。
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ブログにTBありがとうございました。 (jamsession123go)
2006-11-23 22:13:19
こんにちは、「ヒューマン=ブラック・ボックス」のjamsession123goです。
宮崎あおいの演技力を見せつけてくれる映画だったと思います。
興行的にはきついかもしれないのが残念ですね。
次の作品にも期待したいですね。
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TBありがとうございました (ミチ)
2006-11-23 23:32:12
こんにちは♪
主役二人の若作り(?)はちょっと気になりましたが、森のシーンや個展のシーンがとても良かったのでチャラになりました(笑)
キスしてる写真を撮りたいと言い出すところは胸キュンの流れでしたよね~。
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TBありがとです~。 (こざっく)
2006-11-23 23:54:40
こんばんは。
TBさんきゅです。
この作品なんだかじわじわ話題を集めてきていますね。内容も観た後味もよく人に話したくなるような感じだからでしょうかネ!?
>静流は死んでしまったが、悲しいだけの映画では決してなかった。。
→ほんとその通りですね。こんなすがすがしい恋愛映画は久しぶりでした。
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こんばんわ (見習いキングさん)
2006-11-24 02:15:41
はじめまして!!
TBありがとうございました
返信する
こんばんわ (見習いキングさん)
2006-11-24 02:15:41
はじめまして!!
TBありがとうございました
返信する
間違えました・・・ (見習いキングさん)
2006-11-24 02:19:22
もうちょっと書きたかったのに。
投稿しちゃいました。

この映画は、ほんと素敵でした。
観終わったとき、すごい泣いてるんだけど、
心は暖かくなってるというか。

また、遊びにきますね
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咲太郎さん (かっぱ)
2006-11-25 20:03:04
初めまして!!

コメント、ありがとうございます。

あおいちゃん、可愛かったですね。
玉木くんも良かったが、今度は二枚目の役も見たいなぁ

二人の愛は「最強の愛」でした

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amsession123goさん (かっぱ)
2006-11-25 20:05:51
コメント、ありがとうございます。

朝ドラに続き、宮崎あおいの演技良かったです。

次の映画、ドラマに期待したいです

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ミチさん (かっぱ)
2006-11-25 20:10:57
コメント、ありがとうございました。

>主役二人の若作り
確かに、少し厳しいものがありました

でも、森のシーンや個展のシーンにつなぐ為の若作り(笑)
本当、あのシーンでチャラですね

主役が死ぬって言うのは、悲しいですが。でも、悲しいだけの映画でなくて良かった。

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