大和八木駅前に新しくできたホテル(2018年2月15日オープン)
3月1日から2泊、泊まってきました!
近鉄大和八木駅を降りると、目の前の光景が変わっていた!これには驚き!八木も都会になった!
「市役所と「ホテル」がセットになった複合施設として全国初、市が民間資金を活用したPFI事業ということで、全国的にも注目されたらしい。
そんなことを知らず、チェックイン。
新築の香り。部屋からはなんと、畝傍山、葛城山、そして二上山!
反対側には耳成山、三輪山、そして多武峰・・・
私にとっては世界一素晴らしい光景だ。
この風景を見ながら10階で露天風呂に入る。これは湯上り所。
お風呂からは東側の光景しか見えないが、夕方も早朝の朝日もお風呂から楽しめる。
スタッフの方たちも、ビジネスホテルというカテゴリーでは括れないほどプロ意識が高かった。
非常に満足してこのホテルを後にした。
その、数日後、全国ニュースでこのホテルが取り上げられてあった。
それは、「税金を使ったホテルが民業を圧迫している」という趣旨のものであった。
橿原シティホテルの方もインテビューに応えていて、「不公平だ」と怒りをあらわにしていた。
私も、たまに橿原シティホテルに泊まっていた。しかし、今回、宿泊予約をするとき、実はカンデオホテル橿原の方が安かった。
ニュースによると、カンデオホテル橿原は民業圧迫をしないために宿泊料金を最低7~8000円にするようにと市議会等で勧告されていたらしい。
しかし私が泊まった時は6000円を切っていた。
「民業圧迫」という批判に対して、推進派の森下豊市長のコメントがまた良かった。
(観光客に)「シカにせんべいだけやって帰られたらいやでしょ?」
そうなんです、奈良に来た観光客は、奈良に泊まらない。食事も大阪か京都で取る。
観光客の数は多いのに、どうも地域活性に生かし切れていない。泊まるところはないし、食べるところもない。
森下市長の気持ちはよくわかる。
奈良は「大仏商法」と言われる。私は、幼い時から「そんなものかな~」と気には留めなかったが、聞くと、奈良のお店やレストランにがっかりする観光客は多い。
私の本音は「大仏商法で別にいいやん」。別に、インバウンド客を必死に集めなくても・・・と正直思う。
しかし、こうした一種の甘えをカンデオホテル橿原が打ち破った気がする。本気で集客競争、サービス競争が始まる予感がする。
私としては、橿原シティホテルも「ホテル河合」も好きなので、共存して発展してほしい。