感じるままに

ポーランド ボレスワヴィエツ、クラクフ各都市と産品の紹介。欧州現地事情やニュース、隠れたスポットの紹介。

ドイツでも風評被害

2011年05月28日 16時22分19秒 | 報道
福島第一原発事故後の農林水産業の風評被害は大変な苦難となり、全く関係無い緑茶まで危ないなどどドイツのメディアは風評を煽り続けていましたが今度はドイツの農家が大きな風評被害を受けています。

発端はスペインから輸入したキュウリのようでこのキュウリからO-104が検出されました。
これから腎臓の機能を低下させる溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症しますが
日本の焼き肉チェーンで起こった「腸管出血性大腸菌」による被害で死に至る程の毒性菌
です。
今のところ対策の抗生物質は無いそうですので感染したら大変です。
なぜ発生したのかは現在調査中のようですがスペインからキュウリを運んできたトラックが
ドイツ国内で横転し、道路に飛散し、スペイン側はドイツ・ハンブルグの業者に道路に飛散した商品はバクテリア感染の可能性があるので廃棄するよう求めたのに対しドイツの業者は問題無いとして受け取り、出荷したのが原因ではないかとされています。
この菌は特に動物の糞に存在するようです。

すでに死者が出てしまい、27日までに6人が死亡しました。 今後も増大するのは必至との
ことで政府も対策に本腰を入れ始めました。 治療には透析が必要になるため各地の病院は透析の事前準備を整えています。
出血性ですので多くの被害者が出れば大量の血液が必要になるようで献血を呼び掛ける動きも出て来たようです。
ドイツの細菌被害は年間約900例だそうですがこの1週間のみで約1000件発生している
事実は異常事態と言えるでしょう。

このためドイツでは野菜を生で食べる事を控え始め、また野菜の需要が一気に落ち込みました。
特に牛などの糞を使って野菜の栽培を行うオーガニック農園は大打撃で大きな風評被害となりました。
キュウリのみならずあらゆる生野菜を始め果物にも売上の影響が出ています。

業者が経済性を追求したためだと思いますが結果他人を巻き込んでしまう事を忘れないでいて欲しいと思います。

日本でも輸入の濃縮野菜果汁があるようですが影響は分かりません。

当然旅行や仕事でドイツ・スペインへ行かれる方は充分ご注意を!

↓今日のショット(我ながら綺麗に撮れて結構満足です)


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