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noriba-ba's garden

モッコウバラとオオデマリ

ゴールデンウィークも後半を迎えた今

山庭では黄モッコウバラが見頃を迎えている。

2008年に植えた小さな苗木が

14年経った今ではこんなにも大きく広がって

可愛い黄色の花をたくさん咲かせている。

その勢いはウッドデッキを覆い隠すだけでは留まらず

パーゴラから屋根へとぐんぐん勢力拡大中だ。

他国への一方的な軍事侵攻は決して許されるものではないが

美しい花の力による現状変更は…ま、いいか!(笑)

こちらは4月16日のオオデマリ。

初々しいライムグリーンだった花が

1週間後の4月23日にはクリーム色になり

さらに1週間後の4月30日には真っ白になって

春の日差しを受けて眩いばかりに光り輝いている。

ライムグリーンから真っ白へと

ほぼ半月かけてゆっくりと色が変化していく

このオオデマリの生き方は

まさに憧れのスローライフそのもの。

退職したら手に入れたかった私の理想の生き方。

 

ところがリタイアしてから早や5年経つが

現実はそうはなっていない。

仕事はしてないのだから時間はたっぷりとあるはずだが

なぜだか、いつも時間に追われて忙しく

思い描いていた丁寧な暮らしや身の回りの整理整頓

読みたい本を読むことさえできていない。

これは一体どういうこと?

 

理由はおおよそ分かっている。

あれもこれもとつい欲張って手を出し過ぎてしまい

容量オーバーに陥っているのかも知れない。

特に趣味の習い事。

ステンドグラス、陶芸、植物画、太極拳。

どれも好きで始めたことだけれど

趣味がいつしか義務のようになっていて

「やりたい」から「やらねば」になっている気がする。

 

こんな心に余裕のない暮らしでは

お世辞にも理想のスローライフとは言えない。

なんとかせねば…と思っていたところに

オオデマリの花が咲いた。

 

「そんなに急いでどこへいくの?」

「何をそんなに焦ってすることがあるの?」

「もっと自由でいいんだよ!」

そんな声がオオデマリから聞こえてきたような気がした。

その言葉は私だけじゃなく

とかくせっかちになりがちな現代社会に生きる

心にゆとりの持てない多くの人間たちに向けた

メッセージなのかも知れない。


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