最近は気持ちの良い秋晴れの日々が続いていて
コロナ禍で鬱々とした気分もどこへやら
心までが晴れやかに感じられる今日この頃。
山庭でもこの秋晴れの中
ひときわ晴れやかに咲いているのが
つるバラ、アンジェラ。
秋本番を迎えて、夏の間に思い切り伸ばした枝先に
次々と可愛らしいピンク色の花が咲き出した。
このバラは一枝にたくさんの花をつける房咲きだが
一つひとつの花も丸っこくて愛らしい。
この花数のボリュームといい、鮮やかな色合いといい
見ているだけで気分が晴れやかになる。
晴れやかさではジュリアには敵わないが
ダリア、ミッドナイトムーンの鮮やかな黄色も
心に元気を与えてくれる花色だ。
秋になって再び勢いを取り戻してきた。
勢いでは負けていないのがケイトウ。
夏に友人から頂いた小さな苗が
こんなにも大きく成長して花が咲き続けている。
これまで私はケイトウはあまり好きじゃなかったが
山庭の住人として受け容れてからは
俄然愛着がわき、いつしか好きになっていた。
出来が悪くでも、手塩にかけた子は可愛いということか…。
何とも、不思議だよねぇ~。(笑)
お馴染みのノヴァーリスも
リリーマルレーンも
ポツポツとショボい花を咲かせている。(笑)
もうそろそろ終わりだ、終わりだ…と
9月頃から何度も言ってきたこのメドウセージだが
実はまだ終わりそうもなく、咲き続けている。(笑)
これじゃあ、まるで私…イソップ物語に出てくる
「狼が来た」と何度もうそをついたため
本当に狼が来た時には信用してもらえなかったという
あのオオカミ少年みたいだ。(笑)
侘助椿も秋の爽やかな日差しを受けて
慎ましやかな花をたくさん咲かせ出した。
この淡い桃色の優しい色合いがとてもステキだ。
ふっくらと丸い蕾まで可愛い。
そんな山庭の花の蜜を求めて…秋晴れの下
ハチやチョウチョが忙しそうに飛び回っているが
ふと目に留まった珍しい模様のチョウチョ
モンシロチョウやアゲハチョウはよく見るのだが
うちの山庭ではめったに見かけない。
おそらくヒョウモンチョウの1種だと思うが…
気の毒に…羽がかなり傷んで来ている。
それこそ、オオカミ少年とメドウセージじゃないが(笑)
冬も近いことだし、もうそろそろ終わり…なのかも知れない。
花も昆虫も決してのほほ~んとは生きていない。
みんな限りある命を必死に生きているのだ。
そんなことを神妙に思いながらふと見ると
いつもの風呂蓋の上で、のほほ~んと
眠りこけているノラにゃんこの姿が目に入った。(笑)
何ともお気楽なノラ猫だこと…!
「エッ!ボクのことですかぁ~」
そうだよ!ノラくんのことだよ。
「ボクだって、いろいろと大変なんですから…」
いろいろと…何が?
「そりゃあ~、いろいろと…あるんです!」
詳しいことは教えてくれなかったノラにゃんこ。
というより、最近は食に加えて暖かい住までも手に入れて
いろいろ…とは言ってみたものの
余りにも平穏過ぎて、特に何も思い浮かばなかったのだろう。
あるとすれば、メタボの心配ぐらいかな?(笑)