魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

日曜フォーラム(農と里をどう支えるか)を観て

2010-02-22 10:01:13 | ご挨拶、その他
2月21日に放送されたフォーラムを途中からですが、見ました。

フォーラムに参加されていた大桃美代子さんのブログです。

大桃さんは、魚沼市の湯之谷の生まれで、今、お米も作っています。

今年から、お米に対して、戸別保障として、10aあたり、15千円でます。
大規模農家には、少しは、保障になるかもしれませんが、小規模農家には、ほんの小遣い程度にしかなりません。
今の日本の食料自給率は、3割代です。
世界の人口は、どんどん増えていて、現在は、68億ですが、80億ぐらいになっていくそうです。
将来は、食料危機がやってくると、10年ほど前から言われています。
中国や韓国は、将来の食料危機を考えて、他の国の土地を借りて自国の食料を確保しようとしています。
貧しいアフリカの国々の住民の家や畑を取り上げて、難民にしたりしています。
日本は、戦後農業、漁業、林業を切り捨ててきました。
お米が余っているからと、休耕田を増やしながら、安全でないお米を輸入してきました。
そんななかで、お米の値段はどんどん下がって、農家は生産費を下回る価格で、作っても赤字になっています。
若い人たちは、農業を見限り、農業をする人は、高齢化し、耕作放棄地が増えているそうです。
今、大規模に農業をしている人たちも、跡取りがいない、人手は、中国研修生が支えている現状だそうです。
我家の周りでも、田んぼに出ているのは、中高年です。
若い人は、ほとんど見かけません。
そんな中で、この戸別保障が、支えになるか?

番組の中で、フランスの農家の戸別保障が紹介されていました。
収入が700万の内、400万が国から支給されたものでした。
日本とは、あまりにも違う手厚い保障にびっくりでした。
今の日本では、農家にそれだけの保障を、国民が納得し無いと思います。
これまでは、戸別に保障するというのではなく、農道や田んぼの圃場整備などに、税金が使われてきました。

フォーラムの中で発言されていましたが、お米の消費を増やすために、学校給食をパンから、ご飯に変えると随分消費が増えます。
今、お米の消費が減っているのは、パン食に慣れた大人の人たちの責任でもあると思います。
魚沼市の給食は、5日のうち、ご飯が4日です。それも、コシヒカリです。
地産地消を全国の学校給食で実施すれば、随分エコな活動になります。
日本全国の給食が、米飯給食になることは、子供たちの健康にも、大切なことだと思います。
私が、農業をしている理由は、なにか・・・。

看護師として働いていて、健康の大切さを実感し、生活習慣病にならないためには、食や生活の仕方が大切だと知り、農業は、生きていくための食物を作る大切な仕事だと考えるようになりました。

種を蒔き、育て、収穫する喜び、美味しい野菜やお米を味わえる楽しさ。
農薬や除草剤を使わず、安心して食べられること。
土に触れることの安心感。
農作業で汗をかく爽快感。
そんなことでしょうか?

そういう農業の魅力を伝えていきたいと思います。

農業の機械などにも、エコポイントのような助成がつけば、いいのにと思います。
高齢者が農業を支えるのでも、いいのではと思います。
年金を受けながら、農業をする。
子供も都会に暮しながらも、親を支える。
子供が跡を継がないなら、農業をしたい若者がそこで、就農できる制度を作る。

この番組は、いろいろな問題を取り上げていることを今回初めて知りました。
農業のことも取り上げています。
次回からも、見たい番組になりました。


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