肉眼では見ることのできない光景を追求しています。






   


時たま通る桜の並木道。
濃く生い茂った葉に涼しさを感じながら歩いていたら、道端に落ちている葉が目につきました。
手にとってみると、まだ瑞々しく、日に透かしてみるときれい。
針穴カメラで間近で見たらどうなるだろう?と思ったのが始まりです。

路上や公園に、役目を終えて散った葉や花びら。なんとはなしにこれ、と思ったものを拾って、その場で日に透かして撮影しています。

まだ落ちて間もない葉の葉脈の水分が映し出されたり、花びらの微細なきらめきが現れたり。虫食いの穴から向こう側の風景が見えることもあります。
また、撮影中に風が吹いて葉が揺れ動く、という偶然が生かされることもあります。

肉眼で見るのとはちょっと異なる、葉や花びらのやわらかくあたたかな姿をどうぞご覧ください。

                                       
大木靖子



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