野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

タムシバ

2010-02-28 21:48:16 | 花藍
5月になって、駒止湿原の周りの山を一回りすると
どこもピンクのマメ桜と純白のタムシバが
手を伸ばすと届きそうな高さで花をつけている。

知り合いの植木屋さんは
「タムシバは移植が難しいので種を撒いて苗を作っている」と言っていたけれど

何度か双葉の苗を抜いてきて
鉢に植えたり地面に植えたり・・・

地面に植えたものは小さくて草に埋もれて
そのうちどこえ植えたか忘れてしまう
きっと草刈り機の犠牲になっているかも?

ところが草刈り機の使えない垣根沿えに植えた1本のタムシバ
驚く速さでグングンズンズン伸びて
今では2メートルはゆうに超えている

知り合いの植木屋さんがきたので
「ほ~ら、難しいタムシバ、ちゃんと根ずいてこんなに大ききなったわよ」・・自慢した
植木屋さん「これ山コブシだよ~」

「エ~~山コブシ」・・・どうりで

2メートルの高さになったらもう花をつけてもいいはずなのに
今年こそと毎春きたいして・・・確認できず、ガッカリ

かなりの太さにならなければ花芽をつけない山コブシ
花を見るには後何年?

タムシバの花はコブシとよく似ている
でも葉っぱはまるで違う・・・なのにどうしていままで気がつかなかったのか

植えて7年?・・・いやもっとかな~
タムシバであることをまったく疑わなかった

思い込みってすごいね~

               ・・・・さてそれから・・・・・




栃の木

2010-02-25 08:51:16 | 花藍
今でも記憶の中にある美しい映像は・・・紅葉した栃の葉

20数年前友人達と那須へドライブに来て
那須野ヶ原公園へ寄った
駐車場を囲むように植えてある栃木
その紅葉の美しかったこと・・・黄色、黄緑、黄土色・・・・
栃の葉の紅葉がこんなにも美しいとは、この時初めて気がついた

それからは毎年秋になると
美しく紅葉した、栃の大きな葉っぱは
木の実で作る人形の帽子になった

栃の木は高木になるので埼玉の家の庭には植えることは出来ない

でもいっか植えてみたいなと思っていた

矢板に家を建てすぐに4,50センチの苗木を雑木林の隅に植えた
4,50センチの苗木
林道の右側、チョット小高くなっていてその上に1本だけ生えていた
そのときの風景を今でもハッキリ覚えているのに、その林道、
那須?それとも日光?そこの記憶があいまいで・・・でも我が家の栃の木

栃木産には間違いなし

1度芯くい虫に入られて、元気がなくなり
ダメかな?・・・なんて思った年もあったけど

今では威風堂々そびえ立ち?
暑い夏には木陰を提供してくれる

立派に成長いたしました

でも残念なことにここ数年
美しい紅葉を目にすることはなくなった
それが温暖化のせいなのか
寒冷化のせいなのか
はたまた宇宙線のせいなのか???

ただ言えることは・・・・スゴ~クザンネン!

               ・・・・・さてそれから・・・・




ジナシ

2010-02-24 18:00:33 | 花藍
ジナシ、
これもぜひ植えたいと思っていた

5月の連休
只見へ遊びに行くと屋敷内で見事に白い花を付けた木をよく目にする
「きれいだな~何の木だろう?」

友人に尋ねたら、
地元ではジナシと呼んでいるとか
「山にあったものなのか、それともどこかで手に入れて植えられたものなのか
ハッキリ解らないね~」・・・

「でも昔はどこの家にもあってね、そろぞれ味が違って どこんちのジナシはウメ~、とかアマイ~とか、味比べしてね・・・」

「11月に入ると熟れて地面に落ちたのを拾い集めて、
煮ておやつや、お茶うけにしたんだよ」

今では甘いおやつもお茶うけも簡単に買える様になって
ジナシの実はヨウナシ(用無)になって、
更にジャマということになってだいぶ切られてしまったとか

友人の裏庭になってたジナシの実を齧って見たら
果肉は硬く、酸味が強い・・・スッパ~イ

でもこの味・・・

幼い頃、梨と言えば長十郎か二十世紀
たぶん長十郎のほうが安かったのか、おやつと言えばいっも長十郎のナシだった
皮を剥いてもらってまるかじりすると芯に近づくほどに酸味は増して
酸味の強い芯のところを齧るのが大好きだった
                      ・・・・そっくりな味

庭にぜひ植えたい・・・そしてジナシ探しが始まった
ところがヤマナシの木は植木屋さんから買う事が出来るけど

ジナシは売ってない~

半ば諦め、半ば諦めきれず~だれかれかまわず「地ナシの木がほしいよ~」

新しく組の役員さんになったおじさんが挨拶かたがたお茶飲みにやって来た
(まだこのおじさんには言ってない)・・・と言うことで

「ジナシの木が欲しいんだけど、手に入らないんだ」・・・そこで花の説明
そしたらなんとおじさん
「西那須の知り合いの畑でそんな花咲いてたな~」
「若木も回りに何本かあったはずだから切られてなかったら貰ってあげるよ」

ヤッタ!・・・

若木といってももう何十年か経っている
おじさんの小型トラックでは運んでこられない
そこで根もとから7.80センチのところでバッサリ
切った枝もトラックに積んで持ってきてくれた
花芽がギッシリ・・・モッタイナ~イ

「2,3年もすればすぐ元どうりになるさ~」
そのおじさんの言葉を信じ・・・1年待って、2年待って・・一向に回復しない
塩原に移ることになって
大事な大事な地ナシの木、植木屋さんに移動してもらった
植えたところが悪かったのか、回復どころか更に衰弱

このままでは枯れてしまう、枯らしたらもう2度と手に入らないかも?

最後の望みをかけて(ちょつとオーバーかな)
山側に移動してもらった


7、8年?かかって一昨年初めて2輪花をつけた♪~
そして昨年数厘の花をつけ実も2つ
でもその実は・・・大きい・・・
1つ食べたら,甘い!
もう一つは更に熟してから・・・・カラスに先を越されてしまった

これって地ナシ?それともレトロ風味の長十郎?

でも花は清楚で素敵だからなんの不満もないけどね

オオヤマ桜、エドヒガン、アズキナシにジナシ

ズ~ト、ズット待って、結果は勘違い・・・もう一つ忘れてたマメ桜
これも数年待って、花芽を始めて見つけたときはエラク感動
ところが花姿、マメサクラジャナ~イ!

でもこれもまた楽しいね~


                  ・・・さてそれから・・・

里山ガーデン

2010-02-22 20:29:14 | 花藍
・・・さてそれから・・・
低木でぜったい植えたいと思っていたナツハゼ
春の新緑も素敵、花はちょつと地味だけど秋の紅葉もまたいい
そしてなにより10月に小枝の先につける紫色の実
ジャムにしても、ジュースにしてもパンチの効いた酸味が野趣一杯

ということで欲張って株立ちを8株植えてもらった
これで山に木の実集めに行く必要はなし・・・ところが
山で集めるから楽しい・・納得
我が家のナツハゼの実はみんな鳥のお腹へ収まっている

ミツバツツジ、一番好きなツツジ
何本植えたことやら・・・忘れた・・・大小おりまぜ沢山

以前住んでいた雑木林の中に生えていたレンゲツツジ
陽射しがたりなく花をつけなかったけど
5,6本移植して、それから7年
今では毎年みごとに花をつけるようになった

春のツツジが終わって初夏に咲くツツジということで
バイカツツジ3本、ホツツジ4本植えたけど
バイカツツジは1本枯れて、もう1本は元気なし、元気よく花をつけるのは1本だけ
移植が難しいと聞いていたホツツジ、2本枯れ
一番元気のいいやつは草刈り機で根元から・・・マッタクモ~
根元からヒコバエが出てくることを期待したけれど
(八方のホツツジも皆伐された後どの株も芽吹く気配はないので)
ホツツジはどうやらヒコバエは出ないよう
無事生き延びているのは4,50センチのが1本だけに

                 ・・・それから・・・






里山ガーデン

2010-02-22 02:39:02 | 花藍
7年と数ヶ月
この家を買ったとき、不動産家が売れる木は売って
お金にならない木は切って

残ってたのは抜くことが絶対できそうもない
百数十年たったキンモクセイの木
山側にハチヤ柿の木が1本
梅の木

柚子の木2本
竹林に埋まって枇杷の若木2本

庭には除草剤を撒いたらしく、
草一本なくグランドのようだった

近所の人が「こんな古木があってね」・・・いろいろ教えてくれたけど
私はなんにもナシ状態が気に入っていた

雑木林の中に住んでいたときは
もうすでに沢山の木が生えていた
その木を切って、新しくお気に入りの木を植えることは出来ない

なんにもナシの状態には自分の好きな木を全部植えることが出来る
春一番に咲き始めるマンサク

川や沢筋沿いでよく目にするアブラチャン、ダンコウバイ

オオヤマ桜、コブシ、ムシカリ、アズキナシ、カマツカ、オトコヨウゾメetc・・・
高木、亜高木、低木おりまぜて

大きな木を買うことはできないから
知り合いの植木屋さんから苗木、若木を買い求めた

サクラはオオヤマ桜とエドヒガン2メートルぐらいのを3本
「この木肌の色なら間違いなし」・・・言ってたけれど
植えて5年目に初めて数輪花をつけたら・・・ハズレ
淡いピンクの山桜だった
でもただの山桜も大好きだから別に異存ナシ

アズキナシこれもぜひ植えたかった木
咲き始めは淡いピンク、満開になると花は真っ白になって
秋には小豆大の赤い実を見事につける
これは株立ち、1本立ちのを2本お願いした

若い木肌はウラジロとよく似ている
でも葉の形はまるで違うので間違うことはないけれど
葉のない時期に買ったので
春になって、株立ちのほうはアズキナシ
1本立ちのほうはウラジロ・・・と言うことが判明
でもウラジロの実は地味だけど花は素敵だから
こちらもなんの不満はナシ
植えて7年たつけれどまだ花の姿を見ることが出来ない
                     
      ・・・さてそれから・・・

紅梅

2010-02-21 20:56:17 | 花藍
4,5日前に撮った写真すっかり忘れて

朝一番畑にニワトリの餌を採りに
1月から2月にかけて暖かい日が多かったせいか
早めに咲き始めた紅梅がここにきての寒さのために
シモゲテ茶色になっていた
土手の上の見事な紅梅も同じように茶色になっている
白梅より一足先に咲く紅梅
ここ数年霜や雪の被害にあって見事に咲いている姿を目にしていない

午後から雪

次の朝にはまた雪景色
今日は3月なかばの暖かさで、木陰の雪もきれいに姿を消した
もうすぐ3月・・・まだまだ雪の日があるのかな?

スヴェンスマーク理論

2010-02-20 01:53:01 | 花藍
スヴェンスマーク理論通りです。

太陽黒点なし

地球に降り注ぐ宇宙線が増える

雲が増える

雲に水蒸気が奪われる事で地上は乾燥する
大雨、大雪も降る(今ここ)

雲に太陽光が遮られ更に水蒸気が減る

温室効果が弱くなる

寒冷化する
というコメントをいただいて(ありがとう)


息子から電話、
「あんたがコメンと入れてくれたの」
「ちがうよ~、でもスヴェンスマーク理論については前から知っていたけれど
 お母さんに教えてあげようと思っていて忘れてた」

と言うことで~
スヴェンスマーク理論・・・さっそく検索
you Тubuに映像がありました
気候変動には雲が大きく影響している


{雲に水蒸気が奪われる事で地上は乾燥する}

6、7、年前になるのかな~
山間から晴れていても、曇っていても
いっも湯気が立ち上っていて
そのうち山は靄ってハッキリスッキリ見える日がグ~ンと減った
湯気、靄・・「あれってドンドン水分が蒸発しているんじゃないかな?」・・・思ってた

山の中の乾燥化が気になり始めたのは・・・・
矢板の雑木林に住んで2,3年
落ち葉の下はシト~としていたのが
パサパサになって林中に水をまいてあげたい衝動にかられた
そして年々春のスプリング・エ・フエメラルと呼ばれる花達に変化が現れ始

秋の紅葉にも変化が・・・

{雲に太陽光が遮られ更に水蒸気が減る}

十数年5月の連休にはかならず花見に只見へと通っていた
塩原の山を越え、田島をすぎ南郷へ近づくにつれ
雪解けの水蒸気を含んだ
湿潤な空気へとかわるのを感じた
アスファルトの道路にはそこかしこ雪解けの水が流れていた
「さ~て東北に入ったぞ~」・・・そんな感じだった

ところがいつごろか・・7年?それとも8年前ぐらいかなのか
空気から湿潤さが消えて・・・
道を横断して流れていた雪解け水も・・・グ~ト減った

{雲が増える}
ここ数年お隣さんとの挨拶は「きょうも布団が干せないね」
朝はいい天気・・・ところが昼ごろが近づくにつて雲がモコモコわいて来て
曇り、または薄曇になって・・・干した布団をしまうことに
雲ひとつない秋晴れ冬晴れがめっきり減った

{寒冷化する}・・・ていってもね~

雲のない日には冬、春、秋おかまいなく日差しが強く
まして夏の雲のない日には炎天下ではローストビーフになりそ~
太陽アレルギーなんていう病名があると知ったのは最近のこと
雪が積もっても晴れると陽射しの強さでアットいうまに溶けてしまう
それは奥只見の豪雪地帯でも同じとのこと・・・寒冷化ならどうしてこんなに陽射しが強いのかな?

{地球に降り注ぐ宇宙線が増える}
これってなんだか恐そう、
宇宙線を調べたら体の中へ入ると放射線に変化
これて体に悪ソ~

CО2原因の温暖化説よりもスヴェンスマーク理論雲のほうが
私が日々感じていた疑問に納得するところが多いいけれど
それでも??は残る

温暖化より寒冷化のほうが深刻とのことだけど
だったら温暖化でイイヤ~・・・と言うわけにもいかないし

きっと時間が教えてくれるのでしょう・・・でもできることなら結果は知りたくないね~







雪の山

2010-02-19 21:23:47 | 花藍
雪が降って積もって溶けて、また雪が降って・・・何回繰り返したか
わからなくなってしまった。

一昨日の夜に降った雪、
庭にはまだ残っているけど
県民の森に水を汲みに行くことに

一日中コタツの中では飽きるだろうと
ワンコもみ~んな連れて

メイン道路は除雪済み
ところが脇道に入ると一面銀世界
ワダチの上をノロノロと・・・・

水汲み場で、
待ってましたとばかりワンコたちは一斉に飛び降りて

冷たさなんてなんのその?

せっかくここまで来たからと山の公園へと・・・
一面雪野原となっていた


足跡1つない雪の上に1番のフット・マークは

さすが年はとっても親分のピンピン

後に続く息子はデカ、セブン、

ホクトはいっものようにドンジリを迷いながら
「冷たそう、雪深そう、どうしょかな~」・・・ということでレンズの枠落ち

紅1点のレブちゃんは
お淑やかなのかそれともメタボのせいなのか

雪の中にズボ~「私ダメ~」

♪イイヌハヨロコビニワカケマワリ~・・・はアットいうまに終わり
「せつかく来たんだからもっと遊ぼうよ~」・・という誘いにはいっさい応じず
「やっぱり車の中が1番だ~」

エコって?

2010-02-15 20:18:12 | 花藍
地球温暖化の法案会議がアメリカのワシントンで27日から2日間行われる予定
でも大雪で中止になったそうだけど
寒冷化法案会議に看板を掛け直さなければならない?
アメリカだけではなくヨーロッパ、中国の1部、
そして日本でも日本海側は20数年ぶりの大雪のようだし

温暖化防止のために開発されたエコカー・ハイブリッドも
世界中で問題ありのレッテルが貼られそうだしね~

エコってエコロジーの略だと思うけど
エコロジーて聞くと・・・自然に優しくなんてイメージが頭に浮かぶ

でも今騒がれているエコはCО2の排出権の取引とか、エコな車とか
私の頭の中のイメージとはかけ離れたものばかり

そこでエコロジーを調べてみたら
(環境と生物との相互関係を調べる学問。
19世紀ドイツの生物学者ヘッケルが造語し、用い始めたものである)
         or
(地球エコロジーとは、狭義には生物学の一分野としての生態学のことを指すが、広義には生態学的な知見を反映しようとする文化的・社会的・経済的な思想や活動の一部または全部を指す言葉として使われる)

というわけで私が抱いてたイメージと言葉の意味するとこはちょつと違う
う~ん難しいな~

ここ数年前から顕著になってきた気象の変化
シトシト降るはずの春雨、秋雨もなくなって雨が降り出すとスコールのよう
7年間のうち近くを流れる箒川の土手が決壊直前に2度もなった
こんなに田んぼや山に囲まれているにもかかわらず空気は乾燥
春から初夏にかけての朝夜の冷え込みは
温暖化と一言で言ってしまうのには?

やっぱり気候変動と言うのが一番あてはまるような気がするけれど
「文化的・社会的・経済的な思想や活動の一部または全部を指す言葉として使われる」
となると
気候変動て言ってしまうと抽象的すぎて社会的、経済的活動がしずらいから
温暖化、寒冷化、どっちかにはっきり決めなくてはダメってことね

エコについてのイメージは私が勝手に思い込んでいただけでした



鳥は鳥でも・・

2010-02-14 21:13:59 | 花藍
友人からトラスト地に住んでいるカワセミの写真が送られてきた

なんとキュートなこの瞳
こんな素敵な生き物達が住んでいる都会に残された貴重な空間
20年以上大変な活動を続けている彼女の気持が写真から伝わってくる

ここへ越してきた年、カワセミが我が家の庭へやって来て
えらく感動したけれど
でも次の年からはもう姿をみることはなくなった

昨年は柚子の実がある間、
賑やかに大騒ぎしていたヒヨドリの姿
今年は時々見かけるだけに
柚子より美味しいものを見つけたのか、それとも数が減ってきているのか?

冬の枯れ木にスズナリになってとまっていたスズメ
そんな大群は最近さっぱり目にすることがなくなった

アオジ、カシラダカ、エナガetc・・・どれも見かけるものは小さな群れ
14,5年前には畦道を歩くと草のコボレ種をついばんでいる大きな群れを
よく目にしたのにな~

カラスさへ最近数を減らしているように思うのは私だけかな?

にぎやかな鳥のさえずりが消え、
聞こえてくるのは鳥は鳥でもニワトリの鳴き声だけではね~