のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1933

2021-08-02 00:55:37 | 新しい子猫たち 
その時 このジイサンの奥さんは連れを連れてやってきた。あのオッサンが知っていた 奥さんとはうって変わった 若い綺麗な奥さんだった。あのオッサンは このジイサン 若い女に乗り換えたなと 心の中で思った。いいまでの奥さんはどうしたんだろう と思ったが黙っていた。


ただ相手の女の人から 声を掛けてきた。「○○さんなの 久しぶりだね。ちょっと老けたね、若くて綺麗な奥さんを貰って 苦労しているのかね。」と冗談を言った。 あのオッサンは思った。この人は奥さん、毒舌は変わらない。


オッサンは 奥様が若くなっているだけですよ。 と返事をした。


奥さんは ここでは私 何にもする事がないのね。税務処理を頼んだ積りが資産運用まで見てもらい、私のする事がなくなったの。みんなでワイワイ歴史の話をしていて女学生の時に戻ったような気がするわ。ところであの学校の件なら この人はあの学校の歴史の先生、あの女の子の噂はみんな がしているよ。来てもらえるなら協力するのは惜しまないと云っているわよ、


オッサンは 息子もお願いしたいのです、むしろ息子の方が気になりまして とか言った。


連れの女性は 息子さんのお名前は ○○君ではないのでしょうか、短距離が速いらしいですね、あの女の子の話をみんなでしていた時に 逆に 弟さんの話をしていた人がいて、その人は体育の先生で ちゃんとしたコーチがつくともっと伸びる子なんだよ あの先生は大学の陸上のコーチもしていた人なの 


金庫番のオッサンは学校の件は ほとんど決まりですよ、奥さんから恵さんに声かけて貰ったら すみますよ。家は我々で用意しますから、ご心配なく。


オッサンは アイツ 短距離なんてしていたかね、かけっこ だけは早いと自慢していた気もするが と心の中で思ったが、あっさりと終わり、拍子抜けだった。