のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.928

2016-10-09 00:00:26 | 新しい子猫たち 





遺伝子分析センターはあくまでも ジブトラストの一部門ではあった。海外に資産管理会社を技術関係子会社のように作るのもジブの管理 の税務ゴロ 会計ゴロに相談して行う







ソイツラは リトルキャットとの合弁会社の会計とか リトルキャットの関係子会社の行動も調べた。リトルキャットの関係子会社の会計データはよく判らないが、所詮は 合弁会社からの配当と ナンダカンダの利益流しがある程度であった







合弁会社自身に貯まってくる保留金は 遺伝子分析センターも出資しているのでその使い道には関与出来るのであった。動物愛護施設とか動物病院組織への寄付金と 今後の寄付のための準備金がほとんどだった。







リトルキャット九州がイギリスのハイテクソフト企業をドーンと買収した時に 一部出資したのが例外と言えた。毎年貯まってくる利益余剰金は ほとんど使わない。







リトルキャット はリトルチャグループもチャタロウグループも もう一つの大きな銀行出身者をコアとしてそこにナンダカンダとそれぞれに頭の切れた奴で構成される集団で、細かい事は外部からは判らないものの、金の出入りは結構グループ間で行っている筈との先入観があった。



もう一つの大きな銀行の金は結構動かしているのが普通、それが彼らのやり方だった。







それが各地の育種ビジネスではほとんどなかった。ジブの管理の会計ゴロもかなり 違和感があった。







ジブの管理は 官僚出身が多いものの大銀行出身もいて、大体 銀行毎に差はあるものの なんとなく判るのが普通だった。







ジブの管理の奴らは 遺伝子分析センターのビジネス部門に対して、本当に育種ビジネスで儲けた金は動物愛護運動に ほとんど使っているようだよ と話をしていた。







ビジネス部門の奴らも 総括の奴にも報告して 遺伝子分析センターとしても 金をためておく場所ではなしに、動物愛護は彼らがするとして 動物の遺伝子研究をして 動物愛護の連中とも連絡を取っていた方が無難、配当程度だけを貯めていた方がいいだろう、強欲にワシにも金を回せと受け取られる行動は控えようと云う話になった。







遺伝子分析センターの動物部門の研究陣は色々な動物の遺伝子解析をすると今までの常識が覆される事もある 野生動物にはそれが顕著と興味を示していたし、彼らの思う通り やらせようと云う事になった原因の一つだった。