チャタロウグループは世界で共通の方針で動いていた。アメリカでは、こうした会社の方針は異質感が強かったが、各会社には多士済々のメンバーが集まっていた
リトルチャグループの会社が、新しい企画を作り、企業活動する時にも役立った。
チャタロウグループとリトルチャグループの会社は、アメリカでは入り組んでいて、リトルチャグループが資本参加している会社もあって、内情は少しは判った
アイドルに強い奴は、このアイドルにはどういうファン層がいて、どんな商品が喜ばれるとか、ワケもワカラン知識を持っている奴がいて、それを教えてくれたりしていた。
勿論、リトルチャグループの会社としても、チャタロウグループの会社にも少し関与させるようにはした、
リトルチャも最初は、変な奴がチャタロウグループにはいるなと笑っていたが、ある時気がついた。
チャタロウグループは多士済々のメンバーがいる。そいつらの知識をゼニに換える事ができる事もあると判っていた。
一方リトルチャグループは目先の利益を追いかける奴があまりに多すぎた。グループとしての厚みが全然違うのではないかとも考えだしていた
それに、チャタロウグループの会社は、会社としても成長は大してしないが、有能な人材が余裕をもって仕事をしているので、ミスは少なく、安定化していた。
会社内部ではみんな友達で、のんびりとしているけど、しっかりとした仕事をしていると評価する人たちもいた。みんなで助け合うので、突然の事でもみんなで協力していく雰囲気もあった。
リトルチャとチャタロウが元気をなくした時でもチャタロウグループの混乱は少なかったが、リトルチャグループでは決定権限があるリトルチャがいなくなって、決定が出来なくなってグループ内の調整も上手くいかなくなっていた。
リトルチャは、自分がいなくなった時の事を考えると今のままではイカンのではないかとも思うようになってきた。