Handbike Team WILD HAND Over35

車いす・ハンドバイクの販売、メンテナンス、シーティングの「WILD GATE」の情報発信の気ままなBlogです。

憂鬱

2005年01月30日 | 入院記
日曜日は、ダレも尋ねて来ないと、実に退屈である。この病室、実は入院5名中、2名が金曜日から外泊。一人が本日午後に退院。寝たきり二人になってしまった。まぁ、隣の「下痢黄門さま」に家族が面会に来ていたから、こっちは、じーさんの話し相手にならずに済んだのだが。

でもさぁ、解らなくはないのだが、やっぱり、じーさんはワガママだと思う。熱が出てるのに、解熱用の点滴を嫌がったり、食事も全面介助をさせているし。。。いったいどこまで自分でしていたんだろう?すごく自分の障害を認識していないように思える。聞くところによると、元々は転倒による頸椎の不全損傷。今回は、歩けていたにもかかわらず、腰の部分の褥瘡。どこまで運動機能や知覚があるのかも怪しい。よく暑がるし、寝ていて身体の痛みを訴えている。ちゃんと動けるのなら、寝返りの介助は必要ないし。

致命的なのは、病院での治療を信用していない。家族が持ち込むサプリメントが多すぎる。それを食事ごとに飲み分けているくせに、点滴を嫌がる。キズの感じから、自然治癒では半年以上要するだろう。当然オペの方が早い完治と予想する。でも、本人はきっと嫌がるだろうし、現時点でも、入院をかなり嫌がっている。手に負えない。やんわりと俺が、治療に関して教えているのだが、どこまで理解しているのか定かではない。せっかく窓際が空いたから、移ればいいのに、俺の横から離れたがらない。あぁ。。。俺が窓際に移ろうかなぁ。

夕方、外泊していた二人が戻ってきた。少しは俺が気楽に感じるのは、じーさんと二人でいる空気が苦しくなってきたということなのだろうか?この雰囲気を何とかしなくちゃ、俺の方がまいってしまう。

医療事故

2005年01月29日 | 入院記
今日は思いたくないが、不吉な予感。例の使えない看護師Aが俺の担当?あれだけ仕事ができないのに、オペ後まだ2日目の俺の担当だなんて。。。最悪。それより、なぜ、仕事ができていないのを承知で雇って居ることが不思議でしょうがない。本人もわかっていない危険ゾーンである。

予想は的中(´Д`;)全てが後手後手。主治医の回診前に排便処理が出来なかった。そして、何より、午前中にしなくちゃならない抗生剤の点滴。すっかり忘れている。。。頭に来るのは、昼食が始まった時に、「点滴します。」「なにぃ~!」手が動かせなくなる。飯も食わせないのか!。あげくに、「足にしますか?」ふざけるな!いくら両足が完全麻痺だからって、軽々しく言うんじゃない!!!!ホントにこいつは、言葉や常識ができていない馬鹿者なのか?

自分は仕事ができていないってわかってないのか?と言うより、自分がしなくちゃならない仕事がわかっていず、目の前のコトしかできてないんだと思う。思わず口から出てしまった「医療事故」。こんな小さなミスから、とんでもない人身事故につながる危機感を持っていないのだろうか?

お願いだから、俺は被害者にはなりたくない。まわりの同僚もわかっているんでしょ?食事どきの点滴、はっきりお断りしました。患者は出来の悪い看護師に合わせるもんじゃない。もっとレベルを上げろ!仕事に対して、厳しく挑め!と言うことで、自分保護のためにも、これからは我慢しないで、うるさくいこうと思ってる。なんせ我々患者は「お客様」なんですからね。これって当然の権利でしょ!

抗争勃発!

2005年01月28日 | 入院記
俺の隣の「下痢黄門さま」。最近ストレスが溜まっているのか、ワガママ炸裂。高齢だから仕方ないのだが。。。

ここ数日、週末に退院を予定している、もう一人の窓際将軍と臨戦態勢の兆し。今朝も口論していた。原因は、黄門さまの下剤の管理。毎日出さないと気が済まないらしく、一日3度、下剤を服用している。だから、一日何度も下痢をしていたのかぁ。しかし、いくら本人希望でも、自殺行為だ!自走でトイレに行くならいいが、今は完全にベッド上での安静。コントロールが出来ないから、紙おむつに垂れ流すしかない。まぁ、それも日曜日まで。窓際将軍も退院だから、ついでに「下痢黄門さま」が窓際に落ち着けば一件落着なのだが。

実際は同室にとってみれば我慢できない状況もあるだろうが、そこは大人。ここは病院だから、流しておこう。ただ、やっぱり本人も、考えなければならないだろうなぁ。本人もかなりがまんしている雰囲気はあるが、俺から見たら、まだまだ。寝苦しいからベッドを上げろ、ベッドを下げろ。本来はドクターストップの行為。これからオペをして、ベッド上でもっと行動が制限されるのに。。。このままじゃ病棟で孤立しかねない。

ところで俺の容態は、午前中で、ようやく24時間点滴終了。あとは抗生剤点滴が、午前と午後に日曜日まで処方されているようだ。たぶんこれがなかったら、今回は体力に自信がなかったな。

BGMは平井堅

2005年01月27日 | 入院記
朝6時に起床。すっきり目覚める。早速、血圧の測定60-120。調子いいねぇ。

7時30分に朝食だが、今日は手術だから、絶食。普段は食欲がないのに、こんな時ばかりは腹が空く。人間っておかしな生き物だ。

8時55分。オペ前の主治医回診。3人目のオペだから予定時間通り(10時30分頃)になるとのこと。オペ後は、すぐに食事可能だって。さすが局部麻酔。この時間、まだ手術の準備は始まっていない。主治医とお互い笑っていても「今回で終わりにしたい」って気分。

10時40分、ストレッチャーに乗ってオペ室へ。入り口で本人の確認。そして手術室用のストレッチャーにさらに移動して、手術室の中に。

ストレッチャーから手術台に移動。うつぶせ状態。右腕に血圧計。10分おきに自動で動くらしいが、これがメチャクチャきつかった。左手の人差し指には心音計に胸と背中にも。

11時。TVで見ているように先生が「~の手術を始めます」的なセレモニーもなく、平井堅の「思いがかさなるその前に…」のBGMが(=ω=)。まぁ、悪くはないが、きっと忘れられない一曲となるだろう。

オペは淡々と進行していった。もちろん平井堅の歌も。。。切開~洗浄~座骨部の骨の切削~洗浄~縫合。骨の切削の時は、まるで彫刻をしているような音と振動であった。

この間平井堅のアルバム「SENTIMENTALovers」は、いち往復した。特に「瞳を閉じて」は2回目の時には、マジに瞳を閉じて、寝てしまい、自分のいびきで目が覚めた(oДo)。医者に「気持ちよく寝てたねぇ~」って言われてしまった。

12時。病院の昼を告げるチャイムが聞こえた。左足固定のギプスをして、手術台からストレッチャーに移動。来たときの逆の経路で病室に戻る。

12時50分。局部麻酔なので、昼食を食う。

問題は、体位変換である。左座骨部を常に意識して浮かせないといけないのか、主治医からのオーダーがまだ正式に出ていないので、現場は混乱。とりあえず、右向きとうつ伏せでつないで、主治医が本日の全オペを終了して来るのを待つコトになる。

とばっちりを受けたのは、手術だから招集を病院からかけられた俺の家族。結局、朝の9時から、4時過ぎまで、退屈な時間を過ごす結果となった。心配かけて申し訳ない。

4時30分。主治医の説明。結果的に俺としては満足のいく内容。後は、縫合部分が以前のように炎症を起こして、さらに痙攣によって裂けないように。お願いだから、まずは3日間おとなしくしていてよ。

さぁ、リセットしたぞ。これから6週間の新たな入院生活。あっと言う間さ。今までは、「会社に早く復帰しなくちゃ」とかのいろんな焦りがあって、不完全なままの入退院を繰り返していたけど、もう何もない今、まずは自分のために、じっくりと復帰に備えよう。

手術前夜祭

2005年01月26日 | 入院記
明日はオペ。そんなわけで、今日は排便のあと、午前中にミソギの入浴。2週間ぶりで、さっぱりしました。

若手看護師は意外と手早く業務をこなしていたから、やっぱ、問題は、中堅以上の看護師なのかなぁ。そんでまた、抜糸が終わるまで、また2週間は入浴無し。さぁ、リセットして、耐久レースが始まるのだ。今夜は眠れるかなぁ?

昼過ぎに、慌ただしい病棟の動き。どうやら急変したした患者が出た模様。蘇生がどうのこうのって言ってるから、かなりやばいのかなぁ?ストレッチャーでICUに運ばれて行きました。日中の出来事だから、下手すると、看護師の管理ミス?あぁ、やだやだ。ここの病棟は、そんなにやばい患者はいないのになぁ。

明日は10時30分からのオペの予定だそうで。局部麻酔だけど、朝の食事抜き、水分は早朝の7時までだって。。。少し緊張。でもさぁ、オペ室って寒いんだよね。時間はそんなにかからないと思うけど。

はぁ。。。

2005年01月25日 | 入院記
定期的にくる鬱みたいな無気力。まぁ、いつものコトである。目標があるのに動けないジレンマからなのか?こんんな場合は寝るコトに徹する。ムダにあれやこれやと考えるとろくなコトはない。

食事の時間が、朝食7時30分。昼食12時。夕食6時。夕食から朝食までは13時間30分もあるのに、昼食までは、4時間30分。そして夕食までは6時間。こうして数字にしてみると入院生活がいかに単調な集団生活なコトに気づく。健康と早期退院の目標はあっても、病気やケガの内容は多種多様。だから入院や療養生活って個人的な孤独の戦いではないのではないだろうか?ただ、同意見なのは看護婦への不平不満。もうすこしレベルを上げてもらいたい。なんせ、我々は「お客様」なのだよ。ちゃんと言葉は使ってもらいたい。威嚇的なその態度は、もう、そんな時代ではないように思うのだが。

27日のオペの説明に家族が呼び出された。三時間半待たされて、10分の説明。これが今日の巨大病院の実態なのか?何度も言う。我々患者はお客様。これでいいのか?いったい我々の不満はどこに告発すればいいのだろう?

落ち武者おじさん、いつのまにか退院していた。マジ、病状は好転していないとのコト。そう言えば、おじさん朝からソワソワと退院の準備。しかもスーツに着替えていたなぁ。あっという間に去っていったのだ。

みっ見てしまった!

2005年01月24日 | 入院記
また新しい一週間が始まる。だれでも月曜日はそう思うのかな?こうして入院しているだけだけど、やっぱり週の初めは「今週は。。。」って色々考えてしまう。そう言えば今週はやっと手術だ。最近、主治医の姿が見えないと思っていたら、今頃正月休みで、実家に帰省しているらしい。

それにしても、問題看護師Aは危ない。自分の仕事を何しているのかわかってないようだ。言動もちぐはぐ。なんてコトだ(oДo)。不幸にも、今日の俺の担当か?やばいです。意識しないようにしていても、嫌なモノはいやなのだ。かなりのコトにもがまんして目をつぶれる俺だが、そでができない。何とかしてくれよ!

落ち武者怒る!点滴を午前中しているのだが、終わっても看護師が外しにこないと、怒りのナースコール。終わっているなら早く呼べよ!一週間の点滴のうち、ほとんどが漏れていたという無意味な点滴をしていたのは、動きすぎるために、針がずれてしまっていた、あなたが悪いように思うのだが。。。良くても悪くても、明日退院するってのたまっています。

ところで、俺は見逃さなかった!ダンディーおじさん、トレーニングパンツの後ろ前の間違いを!!!午前中は、アディダスのロゴマークが右のおしりの位置にあったのに、午後に気づくと、左の前に移動していた。ってことは、トレーニングパンツを前後ろを逆にはいていたわけね。これって、幼い子供のシューズの左右逆より、ある意味恥ずかしいかも。

あぁ~それにしても、おいらも本日、脱糞しちまったぜ(´・ω・`) 原因はわかっている。あの看護婦Aが嫌いだから、早々に排便を切り上げたからと、しておこう。しっかし参った。少なくても後6週間は便器に座れない状況。週に3回の排便ならば、あと18回も脱糞のリスクを背負ったままの病院暮らしかよ(´Д`;)

朝から大騒ぎ!

2005年01月22日 | 入院記
朝の吹雪はすごかった。窓から見える景色は、ほとんどホワイトアウト状態。ここまで荒れると気持ちがいいものだ。

荒れると言えば、窓際将軍。朝からご機嫌斜め。ロッカーに付属の貴重品BOXの鍵が見つからないと、ガタガタガチャガチャとはっきり聞こえる独り言で怒っていた。「ダレだおれの鍵をかくしたのは!」ダレもかくしてないよ。「まったく、ダレか部屋の掃除したのか?」あんたが自分で持ち歩いてたんじゃないのかよぉ!結局、予備の鍵で解除。早朝からお騒がせだった。そんなに元気なら、入院の必要性ないじゃん(=ω=)。それと、なにするにもいちいち大きなかけ声はやめてね!

おもしろい存在が、真ん中に陣取る、落ち武者おじさん(ヘアースタイルがワンナイのキャラ「落ち武者」に似ている)。意外と暑がりらしく、「暑いねぇ~」って言いながら窓を開けてくれる。ここで、窓際将軍との攻防戦が始まるのだ。窓際将軍はどうしても病室の天下は取りたい!「寒いねぇ」って言ってすぐに閉めてしまう。おいおい、部屋の空気の換気は最低いちにち三回はやってくれよ!それが嫌なら、窓側に陣取るな!しかし、なんで窓側に行きたがるひとって、日中部屋にいないくせに、カーテン閉めたがるのか?

あぁ。。。憂鬱なのは、今夜の夜勤はあの問題看護師A。怖い。。。でも、これだけ病室に人が多いのだから、強行はないだろう。

たまにゃ愚痴でも

2005年01月21日 | 入院記
早朝から雪。外はすっかり雪景色。入院して一週間。あっという間なのか、やっとなのか。。。とにかく一週間が経過した。状況は良好である。

相変わらず、隣の爺さんは一日4~5回の脱糞地雷を踏みまくっている。病院であるから別に構わないのだが、だんだん感覚が麻痺していく自分が「人間って適応が早いなぁ。」って思ってしまう。鼻炎で鼻づまりがせっかく回復してきたのに、これじゃぁなぁ。

適応が早いと言えば、あれだけ入院を否定していたおじさん。すっかり適応してしまっているようだ。でも、週末は自宅に外泊するってことが条件らしいが。中途半端に状態が良いと、諦めがわるいから、ムリをしてしまい、自分にトドメを刺さないように注意してもらいたい。何人も、退院前にトドメを刺されて、最悪の状態になった人たちを何人も見ているから。

相変わらずあの看護師Aは勘弁してもらいたい。やっぱりやばいよ。隣の爺さん、本日看護師処置だったが、終了後から、処置をしてもらった患部が痛いと訴えている。俺の時も、あきれるような処置をしようとしてもめたのに。。。爺さん、悪化しないことを祈る。

最近、病室の主導権を取ろうとしている窓際のじじい。検査で昨日、入浴できなかったから入浴したいとのたまっている。おいおい、あんたは代わりに病棟のシャワーを昨日使ったじゃないか!俺なんて、一週間入浴なしなんだよ!最近ワガママが過ぎないかぁ?まぁ、今回の入院も、全くの異常なしの状況なんだよ!ムダに国民の税金を使ってないで早いとこ退院しなよ。

頭にきたから、あのバカ看護師Bに言ってやった!「あんたにウエストないねぇなんて、言われたくないね!」完全に患者に対する暴言である。看護師としてあるまじき言動だと本人は気づいてないのか?親しい仲にも礼儀あり。セクハラである。それでもしつこく言うから、もう一度言ってやった。「あんたに言われたくない!」それでもまた言ってきたら、名指しで病院に投書するからな!それより、他人をとやかく言う前に、あんたは口臭をなんとかしろ!臭くてしかたない。そして仕事をちゃんとやれ!

いばらの道へようこそ

2005年01月19日 | 入院記
昨日入院してきたここの住人。表面上は自分の障害を認識しているようだが、実際は「自分は別で、もとに戻るんじゃないか?」って思っている。現実と将来の不安の狭間でもがいているのが現状。そんな時に、どんなに励ましても効果は上がらない。障害の克服とリハビリに王道も近道もないのだから。

「気が狂いそうだ!」そう言って部屋を出ていった。昨日入院してから。「退院する。」に固執している。本人にとって、確かにこの病院自体、古く汚いかもしれない。でも、自分の身体状況も理解できてなく、その上、まだリハビリも始まっていないうちに、なんだかんだと言って何も始めないでいる。始まらなければ何も分からないのでは?気に入らないのは、自分の障害程度と病室だけ。TVで見るほど、甘くはないぞ。

そんなこの病棟も気づけば満員御礼。窮屈さも感じながらも、人間ウオッチングにはもってこいである。様々な人間模様。ドラマを見ているより面白い。個室では経験できない体験である。