いろいろと忙しくて更新が滞っていたがやっとハセツネレース記を書き始める
今回のレースは久しぶりの単独参加となった。
金曜日の仕事を16時に切り上げ新幹線で東京へ、更に乗り継いで立川に宿泊。最後のあがきで牛丼大盛を詰め込み就寝。次の日のスタート時間が13時と遅いのでゆっくり寝ることが出来た。
スタート当日
ハイドレーションにレプレニッシュ2L、別の容器に500mlのお茶、おにぎり2つ、ゼリー4本、ジェル7発、カロリーメイト6本、ヘッドライト2つ、ハンドライト1つ、予備電池8本、ウインドブレーカー、貴重品をパッキング。とにかく今までに無い程重い。おそらく5㎏程度あると思う。
テーピングも済ませ、ある程度の格好に着替えて武蔵五日市に向かった。
ホテルを出ると見事に天気予報どおり。なのに電車内はアウトドアな人達で一杯で不思議な光景であった。
会場までは傘をさしながら列の後をついて行く。
雨であろうが会場は既に賑わっていた。このレースは参加条件として山岳保険への加入が義務付けられているので、さっさと加入手続きを済ませ、荷物を置いておく体育館へ。
スタート2時間前で足の踏み場もない程に混雑していたが、心優しい人に一角を空けてもらい最後の用意を完了した。いつもならワイワイやっている所だがレースの不安もあって地図を見返したりして過ごした。
みんないよいよ12時過ぎになるとスタート地点へ移動し出したので後をついて行く。がトイレを済ませた所で忘れ物に気付いた。ガーミンが左腕にないこれを忘れるとはよっぽど緊張していたんだろうか?
写真のようにプラカードが並んでいた。
招待選手、10時間、12時間、16時間、20時間…
なんのことかわからないほど途方もない時間が書いてある。
一応自分の実力から15時間を予想していたので12時間と16時間の間に並んでおいた。どうせ先は長いし、第1関門までは抑えたほうが良いというのがもっぱらの噂であったし。
しかし雨が止んだとはいえ、校庭はドロドロである。後が大変だろうなぁと思いつつ号砲を待つ。走る前からシューズが泥だらけの人もいてなんか普通ではない雰囲気である。
今回の参加者は2158名であったらしいので見渡したところだいたい1000位ぐらいからのスタートだったであろうか。
スタート:
さて13時。トレイルレース特有のプーーーーン♪という気の抜けた合図で行列が動き出す。1分半でスタート地点を通過。最初は意外と走れる。しばらく舗装路を上って行くと神社があり、ここから本格的なトレイルへ入っていった。
しかし…
車が通れるほどの道を走ってきたランナーが2人やっと並べる程のトレイルに入ると…当然ボトルネック渋滞が起こる。
それが凄まじい
土曜9時の宝塚トンネル手前付近、あるいは平日7時過ぎの新御堂筋南方向といえばわかるだろうか?とにかくレースとは言えない。
歩くどころか完全ストップである。なんならストレッチなんかもしたりして。
第1関門まではゆっくり行くべしと言われている。とはいえさすがに焦る。10km通過地点で2時間半もかかっているなんて…
暇なので計算すると17時間はかかるなと。第1関門は22kmなのでまだ半分も来ていない。
しかしゆったりと進むせいか全く体力的にも余裕であり、雨も上がっているせいか気持ちが良い。ほとんどハイキングのようだった。
さて、71.5kmのうち未だ10kmしか進んでいない。。
…こんな感じでダラダラ書いてしまったので今日は第1関門まで書くことにする。
ちなみに関門は第3まであるので先は長いがよろしければお付き合いを。
続ける。
そんな感じで周りのペースに合わせ、1列の階段では約100mの順番を待つことになったが不思議にそんなに焦りはなかった。
そんな中ふと遠くを見ると
富士山である。
かなりぼやっとした写真になったが、この距離で見る姿は初めてで、何か遠くまで来たなぁと感慨深いものがあった。
スタートから4時間、つまり17時ぐらいには暗くなってきたのでヘッドライトを装着する。暗くなるまで山に居るなんて普通であれば危険だなぁと思うが、そこがこの大会の面白さなのだろう。ここからゴールまではずっと暗く、この灯りだけを頼りに山道を走る。→暗いのでこのあと写真はありません。
そして丁度日が落ちた頃に第1関門の浅間峠(22.7km)に到着した。
Start-第1CP 4時間37分(851位)
関門はここがゴールかという程の大賑わいで、応援の人達、スタッフ、参加者がゴチャゴチャになっていた。
ここでヘッドライトに加えて腰にライトを装着し、おにぎり等を食べて急いで出発。4分の休憩となった。
関門にはブルーシートが敷いてありどっかりと座って休憩するランナーもいたが、渋滞に巻き込まれた分遅れを取り戻さなければという気負いが強くそそくさと第2関門を目指した。
つづく
ガーミン忘れるとはかなりの緊張状態ですね(笑)
ここまでは渋滞によるやきもき感と反面楽しそうな感じですね!次回以降も楽しみにしています!
しかし、今回の文体は非常に興味深い。宝塚トンネルの描写や「続ける。」の使用法方は我々のブームである司馬遼を彷彿とさせる。
もうすぐ筆者は坂の上の雲を終える。次回は人切り以蔵、関ヶ原、義経を候補としているのだが、お薦めがあれば教えて頂きたい。
右は余談である。です!(笑)
文体どう?
とりあえず今回はこれでとおしてみます。
そうそう。
義経は今まで思っていたイメージが良い意味で壊されました。関が原は来週から読む予定で買ってあります。