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感染根管治療

2017-09-22 14:52:22 | 日記
虫歯の治療をすれば、歯茎の膿も止まる!

歯茎が腫れて膿が溜まる原因は、虫歯による根尖病変です。歯茎に問題があるわけではありません。そのため、治療が必要なのは、歯茎ではなく歯になります。

「なぜ、歯を治療すると、歯茎の症状が止まるの?」と不思議に感じる人もいるかもしれません。それは、「どうして、炎症がいつまで経っても治らないのか」を考えると理解できます。普通、炎症による腫れは、時間経過で解消します。免疫が働き、細菌を倒すからです。しかし、根尖病変による腫れは、待てど暮らせど治癒しません。

別に、口腔内の炎症に対して、免疫が働いていないわけではありません。根尖病変を起こしている細菌に対しても、きちんと免疫は働いています。しかし、汚染された歯の内部から、どんどん細菌がやってくるので、いつまで経っても戦いは終わりません。細菌をいくら倒しても、次から次に援軍がやってきて、キリがないからです。

感染根管治療で、歯の内部を無菌化!

内部が汚染された歯の治療に際しては、「歯の内部を無菌化する治療」をおこないます。ファイル(針の先端がヤスリのようになった根管診療器具)を差しこみ、根管内を清掃するのです。

ファイルによる処置には、2つの目的があります。1つは、虫歯菌に感染した「汚染象牙質」を取り除くことです。歯の内部を無菌化するには、虫歯菌の棲み処になった箇所を除去しなければなりません。もう1つは、根管を統合・拡大することです。歯内には、細く曲がりくねった根管がたくさん通っています。そのままでは処置ができないので、根管を削って「太くて真っ直ぐな1本の管」にまとめるのです。

「汚染歯質の除去」と「根管拡大」が終わったら、薬剤で根管を洗浄します。根管内を無菌状態にするためです。何度か洗浄を繰り返して無菌化できたら、再感染を防ぐため、根管充填剤 歯科などで薬剤を詰めこんでいきます。この作業を「根管充填」と呼びます。隙間なく薬剤を詰めることで、再び根管内が感染するのを防ぐわけです。


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