鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

舞台の重み

2008年10月08日 | 【鈴木の部屋】
NHKをみています。
ぽたぽた焼きを食べながら(だから太る)。

活弁士のドキュメントをやっている。
この職業、昔のものかと思いきや最近ではラジオで聞いたり、20代前半の女性の活躍を時折目にするので気になって見ている。

いまでている人は23歳。
口べたな某若者に、心を開くこと、もっと心がガクガクふるえるような想いをして欲しいことを真剣なキラキラしたまなざしで、送っていた。

残念ながらその活弁士の後押しは、その若者に一歩を踏み出させることができずはがゆさが残ったがこれが現実か。

そう簡単に、変わるものならテレビになんかでないだろう。

まあそんな、年齢の割に死ぬほど説得力がある活弁士が行っていた「活弁ライブ」。

活弁、要は無声映画にせりふをライブでつける役割だが、その地方公演のホールたるや正直、三割うまってるくらいだ。

だが、この活弁士は一瞬もゆるみを見せず、マイナスをプラスに変えるようなパワーを発し続けていた。

ふと、自分が参加している劇団に想いを馳せる。
集客たるや全く持ってまだまだなことは確実なのだが、
テレビ越しにみるこのホールと比べてしまうと明らかに多くの人が楽しみに集まってきていることを実感。

果たして自分は、舞台を作る一員としてアラン限りの気持ちで臨んでいただろうか。

この活弁士みたいに、誠心誠意を込めて臨んでいるだろうか。
そして、楽しんでいるだろうか?


そんなことを考えて、当たり前だが反省をしたのだ。

最近、自分の考えを自分でくつがえすことが多い。

頭が固くなってるのがわかるからだ。

固定観念などなかったのだが、何が原因か自分じゃ融通がきかない錆具合なんである。


心をひらく意識をすること、というか心をとざさないこと。
必要不必要にかかわらず、人と前向きに、いや360度で接することがどれだけ環境や意識を変えることに繋がるかを考えるいい機会だった。

別に内弁慶でもない自分だが、いい意味で分け隔てなく人と接することが、今の自分と劇団に参加するものとして一番必要なことな気がしてきた。


ブログにジャンル設定してないけど、
久々マインドクルージングしたので覚え書き。

でした。